日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

プロフェッショナル在宅勤務

私のアシスタントで弊社EQI(行動特性検査)の担当、
川口さんです。彼女は、現在在宅勤務中心の働き方で
弊社事業に関わって下さってます。


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最近、「アシスタントが在宅中心ってどうやるの?」
「それって、仕事まわるの?」と聞かれることが続いた
ので、ちょっとブログに書こうかなと。


実は私は、ICとして仕事はしていますが、
ここ4-5年くらいは様々な方々にサポートいただいています。
パートやアシスタントとして関わる方、業務委託でお願いしている方、
そして大学(院)生インターン等、、、ほぼ全員が女性であり、
学生である、子育てや介護の責任をもつ時間的制約のある方々です。
極小な単位の組織ですが、そのような方々にこそ、「やりたい」
という気持ちと「それに向けた努力」があるなら、ぜひ挑戦して
もらいたいと思っています。

さて、川口さんの場合は、
当初週に2-3日程度のパートということで採用に
応募してくださったのがご縁です。今年の春までは
出社ベースが中心だったのですが、現在、ご本人の都合
とご希望もあり、「在宅中心」です。
当初、ご本人から「迷惑をかけるから」と就業継続の
難しさを訴えるお話をいただいた時、すぐに、
「あ、在宅中心なら継続できそう?」と私から提案、結果現在
の活躍にいたっています。

企業の「働き方改革」をリード・支援する立場におりますが、
在宅勤務に向く仕事、向く人材、向く風土にはいくつか
ポイントがあります。

■向く仕事
 ・ある程度指示がなくても現場で考えて進めて行ける仕事であること
 ・「そこにいること」が優先順位上位にならない仕事であること
 ・メールやITのインフラカバーで対応が可能な仕事であること

▲向く人材
 ・役割を理解し、在宅で仕事をすることを主体的に選んでいる人
 ・報告、連絡、相談を必要に応じて主体的にできる人
 ・顔を見ない相手との仕事に配慮が出来る人

■向く風土
 ・目が合ったら挨拶できる、一言かけられる職場であること
 ・互いの家族状況、就業制約、強みや課題がある程度分かること
 ・グループ(部)としてのミッションや役割を皆が理解していること

 

よくも悪くも、「顔を合わせないで仕事をする」においては、
本人や関わる人の努力だけでなく、環境を作りだしていく整えること
が必要だと感じています。

もちろん、最初からこのような要素を全て兼ね備えている組織はなく、
このような組織に近づけていく変革への覚悟やコミット、そして
小さな行動の積み重ねが必要なんです。それは、弊社のような
極小組織でも、弊社クライアントのような規模の大きい組織ですも
同じです。


今後組織では、在宅勤務も含め、さらに「柔軟性の高い働き方」の
導入が期待されるはずです。時間や状況に応じ、働き方を選択できる
ことは、これからの超高齢化、長期就労型社会にとって誰にも
必要なことですから。

私の場合は、私自身がIC(インディペンデントコントラクター)として
働いており、いわばこれも「1つの場所だけに出社しない働き方」です。
自分のオフィスでさえ、私は立ち寄るのは週1あるかないか・・・です。

はっきり言えば、私達自身現在も試行錯誤しながらのエラー&トライ
の段階です。ただ、私自身が彼女を「担当分野のプロ」として、
そして「大切なパートナー」としてとらえている以上、制約があって
働き方を変化させる際にキャリアをあきらめて欲しくはありません。
それは、私自身も「働き方をかえなくちゃ」と感じた際に、思考錯誤
ありながら現在のような形を作りだし、周囲の方々の支援や配慮に
勇気を出せた経験があるからです。
まずは、本人の「続けたいという意志」と「自主的なコミュニケーション」
それから、「環境整備と周囲の理解や支援」が必要なんです。

在宅勤務に限ることはありませんね。
「何かを変えたい・帰る必要がある」場合には、上記のポイントは
すべて当てはまると確信しています。

彼女と私は月に1~2回程度しか顔を合わせる機会はなく、
彼女と弊社パートナーの中には、まだ互いに会ったことがない人もいます。
たまに会って食事にいけば、仕事の話はもちろん、ママトークで
盛り上がる私たち。

「今度会うときはコート着てますね」とメールでやりとりしつつ
仕事の進捗や来週のミッションを整理しています。

写真は取材弊社にお越しくださったIC協会の
大橋さんが撮ってくださいました。ありがとうございました!

今日も良い一日を!!!