日々是Is'+ (アイズプラス)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

データは使い方次第だとあらためて思った話 【『データ・ドリブン人事戦略』の書評から】

最近データ活用・デジタル化ってやたら言いますね

・・・という訳で今回の書籍紹介は
『データ・ドリブン人事戦略』です。

project.nikkeibp.co.jp

毎日蓄積される膨大な人事関連データを、
採用、評価、教育と広範囲にわたる各人事領域でどのように
活かしていくかを最新事例とともに紹介しています。
人事がデータを駆使することにはどんな意味と意義が
あるかを確かめながら読み進めることができる一冊です。
人事プロフェッショナルとして何かしらのデータを
扱っている方々に、お薦めです。

会社の魅力は「文化と価値」

数年前、クライアント企業で
採用ブランドの再構築をする仕事をしました。その際、
「自分の子供に、この会社を就職先として紹介したいか?」を
テーマに役職者の皆さんにヒアリングをしたことがあります。
とても残念ですが、75%以上の方が「No」だったのです。
定性的な評価としてもこれはとても残念、、、
そこで、採用ブランドの再構築に向けての
定性的な指標の一つを
「自分の子供や姪っ子・甥っ子に入社を勧めたい会社にする」
でした。
この際、役職者である比較的年長者にヒアリングをした際に
でてきた「会社に期待する価値」の指標は
給与レベルや休暇制度、育児制度や昇格スピードでしたが、
入社数年目までの若手にヒアリングした結果はそれとは
異なっていたことがとても印象的でした。
それは、人間関係の良さ、社会貢献への参加度、
成長のための育成のしくみなどだったからです。

この書籍内でも、
とても興味深いデータが紹介されています。

~ Human Resouces Todayが6,000社、220万人以上の
従業員データを分析したところ、従業員が自分の会社を
職場として推薦するかどうかに影響する最大の要因は、
「文化と価値」ということが分かりました。
実際、「文化と価値」に対する従業員の評価は、
「給与と福利厚生」より約5倍も企業の推奨要因に
寄与しているのです。特に35歳未満の人々の中で、
「キャリアの機会」は、企業ブランドの
トップ・ミドルドライバーだった。 
(p176  企業ブランドを評価する より)~

あと10年で職場をほぼ卒業していく人はともかく、
次世代層の意識は時代とともに変化していることが
データとしても読み取れたということです。

データはそのままでなく、洞察や行動(ストーリー)
に移すことに価値がある

データはそのままだとただの情報ですが、
そこに洞察や行動を引き起こす工夫が加わることで
人の心を動かし、意思決定を促します。

例えば、
日本は高齢化社会になることはデータでは明白です。

1 高齢化の現状と将来像|平成30年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

このままのデータなら、ただ
人口減少、少子化、高齢化というネガティブ
なメッセージになり勝ちです。が、
これらを対象とする誰かに対し、
伝えたい内容と、
感じてほしい感情、
そして促したい行動をイメージして工夫することで
データの使われ方は変わってきます。
確かに、高齢化は進むことは目に見えますが、
その一方他のデータからは高齢でも働く意欲の
ある人が増え、働いている高齢者が増えている
のも事実なのです。

高齢化は進むが、
高齢者が世界一長く働く場所になる。
そのために学び続ける仕組みづくりや
働き方・働き甲斐の継続改革が必要 
というメッセージにもなるのです。

データを活かすとは、
データをそのまま提示することを超え、
目的にそってデータの伝え方に工夫を加えること
によって人の行動に影響を与えていくことが可能なのです。

・先週実施したワークショップファシリテーション、これも一つひとつがデータですね

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