日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

自分と仲良くなる方法

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GWのEQ特別プチセミナー
【EQって何? ~気持ちに名前をつけてみよう!~】
の2回目が終了しました。

当日は海外からもご参加をいただき、
EQあっという間の1時間、イェール大学感情知性センター
で紹介されているMOOD METERを用いながら
感情に名前を付けるを皆さんと体感し、
また感情そのものと感情知性についても
お話させていただき、皆さんにも積極的に
ご参加いただきましたこと、あらためまして感謝いたします。

■自分と仲良くなる方法 

参加者の皆さんがもっとも新鮮さを感じたのは、
MOOD METERを用いた自分の感情・機嫌に名前を付ける
ワークです。「感情」は人間なら出しもがもっている
主体的な気持ちのことです。主体的でありながら、
多くの方は普段自分の感情に意識を向けません。
今回のワークを通して、自分の感情に意識を向け
「自分が今どのような感情状態にいるのか」を
を知ることを新鮮に感じた方もいらっしゃったようです。


感情は人によってあまりにも一人ひとり異なります。
同じ仕事を目の前にしても、ある人は
”楽しくてしかたかない!”と感じる人もいれば、
”こんなことしたくない”と感じる人もいます。
どちらも感情であり、良し悪しではありません。
評価するものでも、「べき」論もなく、
いったんは素の感情を受け止め、そこから一歩を進めます。

一人ひとり違う感じ方を受け止めることこそが、
その人を受け止めるということにつながります。
「感情知る」は多様な個人を理解することにつながると思うのです。

 

特に今の時期、誰もが終わりの見えないコロナ禍対応に
不安を抱えています。それは大人も、子供もです。
不安も恐怖も、そうすべきでないを捨てて認めることから
始めましょう。これが、自分を、互いを知ることにつながるのです。


欧米の幼児教育からEQを取り入れている理由の一つは、
自分の状態を自分で知る、
自分の状態を自分で発信する、
自分の状態を知り、他の人の状態との違いを知る、
自分の状態を知り、他の人への働きかけをする 
というEQを発揮する訓練の基礎を幼少期から実施しているものです。

ご紹介した海外の小学生のMOOD METERの活用例はこちらです↓

www.youtube.com


これは小学生の事例ですが、自己認知(自分を知る)という意味では
大人にも同様にできるワークです。実際に米国Google社ではEQの
学びとしてこのチャートを取り入れています。


終了後、感想としていただいた言葉の一つが
「(自分の感情を知ることは)自分と仲良くなる方法」
というコメントをいただきました。誰かと関係を作る
には、その人の感情を知ることです。これは
自分自身に対しても、ですね。 

■主観的な幸せ度を上げるには

コロナ禍の中で今年はまり報道されていませんが、
2020年度の世界幸福度ランキングが発表されています。

https://happiness-report.s3.amazonaws.com/2020/WHR20.pdf

例年通り首位には北欧の国が並び、日本は
2018年の54位、2019年の58位、そこからまた後退し今年は62位でした。

世界幸福度ランキングは、一人当たりのGDP、社会的支援、平均健康寿命
人生における選択の自由度、個々人の寛容度、社会の腐敗度といった
6つの項目を中心に算出されています。
この中で、日本は一人当たりGDP、平均健康寿命などの客観視できる指標では
高順位ですが、人生の選択の自由度や寛容度といった主観的指標では、順位が
低くあります。

つまり、「自分たちが幸福である、幸せである」という主観的なモノサシ
で測られているこの幸福度ランキングを下げているのは、私たち自身が
主観的に感じる「幸せ」が低いということになります。

主観的な幸せを上げるには、
まず自分の感情、気持ちを認めることが大切です。
あくまで自分のモノサシの中で、感情、機嫌に着目する
そこからどうしたいかを自分に問いていけばいいのです。
無理に上げる必要はありません。
もし、少しでもご機嫌のレベルを上げていきたいならぜひ
今回ご紹介したMOOD METERの自分のモノサシを使っていきましょう。 
自分を知り、自分の感情を受け止めることからスタートする、
これが今後の日本の「主観的幸せ度」を高めることに
つながるのではないでしょうか。


GWに皆さんとご一緒できたこのプチセミナー、
はじめてのオンライン開催ということで実はとっても緊張しました。
ご参加の皆さんの前のめりな参加、日本各地だけでなく海外からも
サポート参加してくれたスタッフのお陰で、素晴らしい学びの場と
なりました!

あらためまして、御礼申し上げます!

↓5/5ご参加の皆さん(一部)です ありがとうございました!

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