お陰様で日経BP社ヒューマンキャピタルオンラインのコーナー
【池照佳代の人事・人材育成担当者が読んでおきたい本】が
担当して6年目を迎えます。
池照佳代の人事・人材育成担当者が読んでおきたい本 | ヒューマンキャピタル Online
毎月の書評にコメントや感想、そして書籍のご紹介のコメントが
をいただき、一冊の本にも人によって異なる解釈や捉え方があることを
感じています。このコーナーを毎月楽しみにして部内の読書会に
活用しているという会社さんもあり、なんだかうれしい限りです。
今日は、昨年中にご紹介した書籍の中から反応が大きかったものを
ご紹介します。
1.『コーチングの神様が教える「できる女」の法則』
内容が示唆に富んでいる割には、タイトルがミスリードなところが残念です。が、研修などで登壇する際にご紹介しています。毎回、私の感想として「よかれと思っていた行動が、実は”これからのキャリア”にプラスにならないことのリストに愕然とする」述べていますが、それがきっかけ購入して読んだ女性リーダーからの感想やコメントをたくさんいただいています。
”出世したいわけじゃないけど、思っていた成果に結びついてないことが分かった” ”これからの行動を見直すきっかけになる”といった感想をいただいています。周りが変化したのなら、思考や行動もずっと同じでよいわけない。そんなことを見直せる一冊でした。
2.『最強チームをつくる方法』
成果を出すチームの作り方につして、雰囲気や空気感といった定性的な部分について解説している一冊。私のEQ研修やセミナーに参加した方々からは、「これ、まさにEQですよね」というコメントを一番いただく一冊です。確かに、安心安全な場づくり、信頼構築、そして共感を生むビジョンづくりは、どれもリーダー向けEQトレーニング内容と大きく重なる。研修参加後のリーダーの皆さんにとっては、「チーム作り」を再考する上で最適な一冊だったようです。
3.『VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件』
このご紹介が出る少し前、新聞紙面やネットニュースなどでもVUCAという言葉が頻出するようになり、タイミングとしても興味関心が高かったようです。また、VUCA時代に必要なキャリアxEQとして、複数の企業でプログラムをスタートさせていたことも影響した様子です。このプログラムは日本経済新聞社の記者の石塚氏と私の協働で企画・実施している企業向けプログラムで、今年も某企業で進めていく予定です。VUCAという誰もが体験していない時代をどんなメンタリティとスキルで迎えるのか、記者からのファクトベースの見識とEQ行動を習得するプログラムです。「VUCA、知れば恐れずにあたらず、、、でも準備は必要ですね」なんていう感想をいただきました。
■書籍で多様性を鍛える
様々な場所で多様性の必要性が提唱されています。
正解のない世界がどんどん広まり、自らで考えて意思決定するには
様々な視点や意見に触れることが必要ということです。
ですが、多様性x多様性といっても一体何を・・・?と
悩む人は結構多い。
そんな時に「本」は多様性を鍛えるには最適なツールだと思っています。
私自身は「本」はこんな風に読んでいます↓
・著者の方との対話しながら読む
→時に全部は読まず、興味のある部分だけ読むこともあります
・著者の方の伝えたいことを私なりの視点でいくつかピックアップします
→きっとこれが一番伝えたいんだな、、、と見ながら印つけたりしています
・自分の体験と結びつける
→自分の体験とどう結び付けられるのか、そこから何か新しい視点が
生まれるかを楽しみます
誰かの発信を聴き、自分の経験と照らし合わせて、
自分もまた新たな視点や意見をもつことが私の読書の楽しみ方です。
本に本気で向き合うと、
ちょっとした友人が増えた気がするのは私だけでしょうか?
そうはいっても、この書評コーナーは主にビジネス書をご紹介
しています。自身の多様性を鍛えるのであれば、他のジャンルの本も
もっと読む時間が欲しいところです。
現在ビジネス書と他のジャンルの本の割合が 3:1 くらいになっていますが、
ことしは、これを1:1 にしたいなと思っています。
皆さんはどうでしょうか?
本との向き合い方って人それぞれなんでしょうね。
・・・・・
■ 日経ビジネススクールのご案内
1/31開催分はご好評いただき昨年中に満席となっております
次回は3/12 開催です
https://is-plus.jp/archives/6109
■ 組織の「ありたい姿」をEQと鎌倉ならではのプログラムで
達成支援します
Cocoro Yutaka EQ
https://is-plus.jp/cocoro-yutaka-eq
■ EQに関するお問い合わせは、
https://is-plus.jp/eq-service