緊急事態宣言があけて1週間ちょっと、
先週は当たり前にほぼ皆がリモートワークだったところに、
「出社」というオプションが2ケ月ぶりにそろった企業の方から
組織のエンゲージメントやモチベーションについてのご相談がどっと来ました。
■見えないことで不安が募る
コロナ禍を経て、働き方の多様さがより鮮明になっていく
ことを前提にすると、マネジメントはどう変わるべきか?
普段オフィスで一緒に過ごしていてもこのような質問は一定数
あったものです。”これから”変化するであろう多様な働き方に
どう備えていこうかというものでした。現在は、”実際に”変化した
働き方を目の前に、どうマネジメントをどうしていくか、現場
のリーダーたちはあらためて悩みます。
見えていてもこれからの変化が多少不安だったのに、
今は見えないからこそ余計に不安が、そして自分の孤独感も
募るからです。
■社内の幸せ度合いをみる=エンゲージメント
よりリモートの働き方が多様になる中、モチベーションやマネジメント
のキーワードになるのはモチベーションです。
エンゲージメントとは、社員一人ひとりが企業の掲げる目的・目標を理解し、
自発的に自分の力を発揮する貢献意欲のことです。
もともとのエンゲージメントという言葉の意味は約束、契約、婚約、合意
などがあり、この訳を忠実にあてはめれば社員と会社が互いに気持ちを
高め合い、信頼によって関わり合うというイメージとなるのです。
戦略やタスク管理も重要ですが、経営の最大のリソースである人材が
”自発的に自分の力を発揮する意欲”が上がることによるインパクト
の方がよっぽど大きい。そこに気づいた先鋭企業の多くが
エンゲージメントに関するサーベイ(調査)を行い、重要性が
認識されています。
そして残念なことに、日本企業のエンゲージメントは、低い。
2017年のギャロップ社のデータでは、日本は「熱意あふれる社員」
の割合が6%しかないことが分かっています。米国の32%と比べて大幅に低く、
調査した139カ国中132位と最下位クラスだった。
日本人が自分達の評価を過小気味につけることを差し引いたとしても、
これは「社員が幸せな状態」とはほど遠いのが現実です。
■組織のエンゲージメントを測る12の質問
エンゲージメントを上げる施策を社内で実施したいが、
時間も予算も人員もない、、、そんなご相談をよく受けます。
そんな時、私がおススメして活用しているのが、
上記と同じく米ギャラップ社の
組織のエンゲージメントを測る12の質問「Q12」です。
Q1:職場で自分が何を期待されているのかを知っている
Q2:仕事をうまく行うために必要な材料や道具を与えられている
Q3:職場で最も得意なことをする機会を毎日与えられている
Q4:この7日間のうちに、よい仕事をしたと認められたり、褒められたりした
Q5:上司または職場の誰かが、自分をひとりの人間として気にかけてくれているようだ
Q6:職場の誰かが自分の成長を促してくれる
Q7:職場で自分の意見が尊重されているようだ
Q8:会社の使命や目的が、自分の仕事は重要だと感じさせてくれる
Q9:職場の同僚が真剣に質の高い仕事をしようとしている
Q10:職場に親友がいる
Q11:この6カ月のうちに、職場の誰かが自分の進歩について話してくれた
Q12:この1年のうちに、仕事について学び、成長する機会があった
この12の質問は、チームにおける
リーダーの役割達成、自分への期待、関わり度合い、成長実感
度合いなどが網羅されています。
これを見つけたのがもう20年近く前でしょうか。
私はちょうど事業会社で小さなチームを率いて
日々マネジメントに悩んでいた頃で、すがるようにこの項目を
自分に課しながらチームと向き合ったことを覚えています。
そして、ここにある12を意識しながら行動するうちに、
チームとの関係性がよくなってきたことも実感しています。
20年たった今も、チームのメンバーとの関係性をつくる際の
私の指針の一つなのです。
この1ケ月で受ける、「リモートでどうやってチームをマネジメントするか?」
は切実です。孤独な環境で悩んでいるリーダーも多いです。
リモートワークを機にチームのマネジメントを見直したい
リーダーの方は、このようなリストを活用してみることもおすすめです♪
原文の英語はこちらから→
https://www.goalbusters.net/uploads/2/2/0/4/22040464/gallup_q12.pdf
夕方にランニングをして鎌倉長谷駅の前で撮りました
江ノ電と丸いレトロな郵便ポストとの相性がばっちりです↓
【アイズプラスからのお知らせ】
- 6/13 自己理解のための感情知性【EQ入門セミナー】に登壇します
弊社HPからお申込みいただくと、割引コードのご案内があります!
ぜひご利用ください♪
https://is-plus.jp/archives/7414
【こんな方にオススメ!】
✔感情について学んでみたい方
✔最近話題の「EQ(=Emotional Intelligence)に興味のある方
✔自己理解に興味のある方
- ノバルティスファーマ(株) 代表取締役綱場様とのEQ対談記事の
ご紹介です
EQをスキルとして鍛える!その実践例を語っていただいています
ノバルティス ファーマ株式会社 綱場一成さんEQインタビュー | 人材の育成・開発・EQ・コンサルティング・人事に強い株式会社アイズプラス
- 6/10 フューチャーセッションズ主催
「Future Sessions MORNING DIALOG <No.01>」に参加
公開ダイアログ参加者募集です!
テーマは
「自己に閉じず、自組織に閉じない”オープンな働き方”とは?」
ご興味のある方は、ぜひ、ミーティングにはいってください♪
https://is-plus.jp/archives/7461
-
キャリアチェンジに向けて、自分の強みを言語化しませんか?EQ(感情知性)をベースとしたアセスメント検査を受検し、
専門プロファイラーからフィードバックセッションを受けることでご自身の
強みや特性情報を把握します。
転職のご希望者には、転職の意向と目的に沿った人材紹介会社へのご紹介
が可能です。
Re-BootEQライトのご紹介→個人向けEQプログラム(EQ検査・EQライト・EQプラス) | 人材の育成・開発・EQ・コンサルティング・人事に強い株式会社アイズプラス
Re-BootEQライトにむけた「想い」
- 個人のお客様向けのEQプログラムページが新しくなりました
自分自身の心の動きの状態、行動特性、周囲への言動の状態、などが
数値化されるEQ検査により「自分を知る」ことが可能です。
個人向けEQプログラム(EQ検査・EQライト・EQプラス) | 人材の育成・開発・EQ・コンサルティング・人事に強い株式会社アイズプラス
- リスンに代表池照の新しい取材記事が紹介されました
アイズプラスの新たなミッションをベースに、主に企業での事例をベースにインタビューに答えました。
株式会社アイズプラス 池照佳代|「EQ(感情知性)」を活用し、 人材育成・組織作りの課題を解決。 「心豊かに働く」を実現したい
-
大学でのEQ授業実例記事をご紹介しています
大学生にもEQは効果がある?大学学部生対象のEQを導入した授業レポートです桃山学院大学 酒井之子先生 対談記事を公開しました | 人材の育成・開発・EQ・コンサルティング・人事に強い株式会社アイズプラス
- 日経BP社 ヒューマンキャピタルオンライン 弊社代表池照のコーナーで
新書評の紹介です
- アイズプラスが運営する日本発のEQオウンドメディア【EQ+LAB.】では
様々なEQ関連の記事、コラムをご紹介しています
- EQ(感情知性)をベースとした企業向け制度設計、人材・組織開発、
個人の方向けのEQプログラム、キャリア構築プログラムへのお問合せは
こちらから→