日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

スキルをつけたその先に 

8/5は今年度2回目の日経ビジネススクール
【女性リーダーのための「周囲を巻きこむ」コミュニケーションスキル」
が開催されました。
もともとは、3月、5月とリアルの集合形式で実施予定だったものが
中止・延期となり、今回オンライン版として復活したものです。
開催できたこと、本当に嬉しかったです!

■この半年で変わったこと 

1月にリアルで実施した頃は、まだご参加のみなさんも私自身も、
世の中の働き方や暮らし方がこんなにも変わるとは思っていませんでした。
その頃は、互いに会い、オンラインというやり方も時にある、環境の元
で「どうやって周囲を巻きこんでいくか」を皆さんとご一緒しました。
半年たった今回は、
基本オンラインで仕事を進め、必要な時に会うという環境下で
物事を進める方が多くなっていたのが大きな変化でしょう。

それでも私たちの仕事は日々進んでいきます。
この環境下でも「周囲を巻きこみながら目的を達成するには?」を
EQ(感情知性)をベースに学ぶ機会となりました。

■「巻きこみ」のその先に目指すもの

一人ひとりがEQアセスメントをベースに自分の強みや
課題を把握し、「周囲を巻きこむ」行動をスキルとしてつけたら
その先に目指すものは何か?
セミナーはこんな問いからスタートしました。
皆さんからいただいた「目指す姿」は、

  • 目的を達成する喜びを分かち合いたい。ひとりでも十分に楽しいが、周囲の人とも楽しみたい
  • 社内で女性の活躍を推進するための巻き込み、提案、モチベーターになるためのヒントを自分なりに見つけたい
  • パフォーマンスを向上させる。それぞれのスキルを引き出し結果として個々の成長に繋げられるような介入の出来るリーダーを目指したい
  • 社員メンバーが自分の会社の未来に希望を持って毎日キラキラ輝いて仕事ができるようになりたい
  • エンゲージメントが高まるチームをつくりたい 

 

など、とても具体的で視点の高い「ありたい姿」があげられました。

■私たちの特徴は?

ここで、毎回紹介しているこの会の参加者全員のEQ検査組織診断を
紹介します。ここで分かるのは、ここにいる全員を組織としてみた
行動の傾向です。

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2020年8/5 日経ビジネススクールチームのEQI組織診断


赤枠がスコアの高かったもの(=行動を多くとっている)、
緑枠がスコアが低かったもの(=あまり行動が表れていいない)
です。
ここから見てとれる特徴を抜粋すると、
⇒ 目標達成意識が強く、自分の能力や実績に自信をもち、
  何事も自ら主体的に動く傾向が強い
⇒ 一方、仕事の達成に一直線なあまりに、周囲からの意見にあまり
  意識が向かず、感情や気持ちに訴える表現や意見の言える場づくりが不足する
あまりに目の前の仕事に「自分が」関わろうとする一所懸命なリーダーの姿
が見て取れます。
もちろん、これはあくまで”組織診断”であって、
誰か特定の方の姿ではありません。このような行動傾向をとる
人がデータ上多い、というデータの読み解き結果です。

■ 強みをいかして一歩踏み出すには

”強みをいかして目的を達成する”、これがEQをベースとした
開発のキーポイントです。強みを活かすのは、これがもっとも人の
感情をポジティブにすると思っているからです。
強みを活かしながら、課題になる部分は自分にとって
強みを消さないように「行動」として取り入れて実験してみる
ことをお勧めしています。
弱み(課題)を克服しながら進めるより、
強みをいかして達成する方が自分を信じられ、より周囲と連携することが
可能になります。自分を認めれば認めるほど、周囲を認めることに
つながるからです。

という訳で、もし上記の組織診断結果がある方の結果だったとしたら、

強みである
⇒自ら「ありたい姿」をビジョンを描き、自信をもって
 周囲に発信していきます ここで少し行動に入れて欲しいことは、
 ビジョンを発信する際には、
 数値目標や達成するコトだけでなく、
 これを達成したらどんな世界になるか(例えば、お客様が笑顔になる)、
 どんな気持ちになるか(例えば、私たちが毎日会社に来たくなる)
 そんな”相手が心に絵が描ける”表現を入れてれ見てください。
 今までやってなかったことなので、最初は少し困難を
 感じるかもしれませんね。それでも、一文でいいのす。
 強みである「達成に向けた粘り強さ」をここで見せてもらいたい。
 
 「ありたい姿」がパフォーマンス向上であれ、
 モチベートする存在になるのであれ、上記のような
 行動傾向が自分にあるのであれば、ぜひ取り入れていただきたい!


セミナー終了から30分間を追加で設定した
質問タイムにも多くの方が残ってくださり、
時間ギリギリまで活発な質疑に入っていただきました!
お陰様でアンケートでもたくさんのポジティブコメントを
いただいております。少しでも、皆さんが「周囲を巻きこみ」
チーム(TEAM)として皆さんが描く「ありたい姿」に
近づくことを応援しています!


日経ビジネススクールのこちらの講座、
次回は 10/8(オンライン)の開催です。
既にお申込みをいただいております♪
「周囲を巻きこむ」を目指し、コミュニケーションを見直したい
女性リーダーの皆さんとお会いできますこと、楽しみにしております!

school.nikkei.co.jp


 

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鎌倉長谷寺では、和み地蔵様もマスク着用です。酷暑続きますが、皆さまご自愛ください

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