世界経済フォーラムの
「仕事の未来レポート2020」が発表されました。
■2025年の私たちに必要なスキル
私が多くの企業で実施しているリーダーシップワークショップでも
毎回紹介している
「世界のビジネスパーソンに必要なTop10スキル」の最新版が
3日前にアップデートされました。
今回はこの出来立てホヤホヤのレポートを紹介します。
■ あれ、EI(感情知性)がリストにない?!
今回は、前回のものとは表現方法が変わっていました。
必要なスキルを4つのタイプで分類し、項目をより細かく示しています。
4つのタイプ
◎Problem-solving (問題解決)
◎Self-management(自己統制/セルフマネジメント)
◎Working with people (他者と働く)
◎Technology use and development (技術使用とその開発)
このうち◎の2つについては、アイズプラスが扱うリーダーシップや
感情知性の領域にあたります。そしてTop10のスキルに目をやると、
Leadeship & social influence (リーダーシップと社会的(他者)影響力)
Resilience, stress tolerance and flexibility ( レジリエンス、ストレス対処、柔軟性)
の項目があります。これらは全てがEmotional Intelligenceに入っている
項目ですね。Emotional Intelligenceは項目が幅広く、確かに項目別に分けて
学び、開発するケースも多いのでこれはこれで納得。
速報としてEQトレーナーの仲間の方にもお知らせしました。
が、「仕事の未来レポート 2020」のオリジナルレポートをあらためてみると、
なんとそこにはこんなランキングが掲載されています⇒
なんと11位にEmotional Inetelligecne(感情知性) があります!
■あと5年 より求められる「ピープル・スキル」
若干の違和感もあり、レポートの最後尾にある各項目(コンピテンシー)
の定義を確認したところ、少し謎が解けました。
EI(感情知性)の成り立ちは大きくは2つに分けられます。
Self-awareness & Self-management(自己認識と自己統制(マネジメント))
Awaarenes of others & Social Skills (他者認識と他者と働くスキル)
今回のレポートの定義を見ると
11位にあるEmotional Intelligence(感情知性)は
他者認知と協働スキルを中心にしており、トップ10に入る2つの
項目とは分けて示しているのです。
Emotional Intelligenceの必要性が下がったのか?と思いきや、
むしろ、その幅広い領域が細かく分けられ、項目ごとに
示されるようになっているということです。
このレポートのプレスリリースには、2025年に向けた
世界中の仕事/職種の需要予測が紹介されています。
全産業で需要が大きいものはデータアナリストやソフトウェア開発者、
そしてe-コマースやソーシャルメディア専門家に並び、
「ピープル・スキル」が求められるプロジェクトマネジメントや
人材リソースを確保し、組織形成に采配をもつタレントマネジメント
の領域です。
この「ピープルスキル」ニーズが、ほぼEI(感情知性)スキルそのもの
に相当しているのです。
まとめると、2025年に必要なスキルは、
◎Problem-solving (問題解決)
◎Self-management(自己統制/セルフマネジメント)
◎Working with people (他者と働く)
◎Technology use and development (技術使用とその開発)
うち、2025年に向けて世界中で必要なトップ15スキルでピープルスキル領域
にあるのは、以下のような項目です。
- Leadeship & social influence (リーダーシップと社会的(他者)影響力)
- Resilience, stress tolerance and flexibility ( レジリエンス、ストレス対処、柔軟性)
- Emotional Intelligence(他者認知、協働するスキル)
このほか、レポートによると2025年には
機械が行う仕事量は52%となり、人間の仕事量を上回るとのことです。
私たち仕事の半分以上を「機械」がこなす世界がすぐにやってきます。
自分たちの仕事を機械に奪われると恐れるか、
その機械を活用し、私たち人間にしかできない「ピープルスキル」を
いかして新しい価値を創造するか、これは私たち一人ひとりが
選択できる「機会」なのだと思います。
機械をつかいこなす「機会」をいかす。
あと5年、どうこの機会をいかすのか、
ぜひご一緒に考えていければと思っています。
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