2024年7月放送の【How do you feel?】
ゲストは鎌倉 安国論寺住職 平井智親さんでした。
日蓮宗の教えを26年に渡り海外布教を続け、
異文化でのコミュニケーションを真摯に続けられ、
現在は安国論寺で「おてら食堂」などの地域貢献活動にも
ご尽力されていらっしゃいます。
■想いを伝える
今回お話をうかがってとても印象に残ったのが、
ハワイの真珠湾での追悼式のお話です。
それまで、真珠湾攻撃で亡くなったハワイの方々の追悼はあれど
日本軍の犠牲者に対してのものはなかったのです。
そこで、平井さんが日米両方の犠牲者追悼に向けて在総領事館の方や
現地の方に自分の想いを丁寧に伝え、働きかけ続けられました。
結果的にアメリカ海軍と日本の総領事館の共催という形で実施され、
後に両国のトップ参加のセレモニーにつながった貴重な実話です。
「怨親平等」
お話の途中で紹介くださった仏教用語です。
敵も味方も同じように処遇し、
恨み敵対した者も親しい人と同じように扱うことで、
犠牲となった方々の供養を平等に行う際に使われる言葉だそうです。
戦争で敵と味方だった米国と日本の方々に向け、
まさに怨親平等の想いを伝え続けたのです。
ハワイに限らずです。
平井さんが世界中各地の文化や歴史を現地の方々と
交流しながら感じ取り、場で感じた「想い」を
伝え続けたストーリーがとても印象的でした。
そして「想い」を伝える前には
相手の好きなものを知り、一緒に名物を食べ、感想を伝えて
仲良くなる。相手への関心があってこその信頼関係づくり
につながるのは、世界共通、人類共通なんですね。
■感情・感想を伝える
EQの学びでも
一緒に体験する→感情を伝える→解決や価値につなげる
ステップで関係づくりをします。
もし誰かを関係をつくりたい、仲良くしたいなら、
一緒に食べる→感想・感情を伝える は誰からでもできることです。
相手が外国の方なら、いろんな国の言葉で「美味しい!」って
伝えられたらなお良しですね。
こんなサイトがありますのでご参考まで
各国語で「美味しい」→
世界をめぐり、様々な「想い」を大切にした
平井さんのお話、ぜひお聴きください→
is-pluseq.co
■緑豊かな鎌倉 安国論寺はこちらです→
【公式】 松葉ヶ谷霊跡 日蓮宗 安国論寺 – 宗祖日蓮聖人以来の歴史と伝統を誇る緑豊かな古刹
とっても楽しい収録でした→