今日の感情:
“The opposite of love is not hate, it's indifference.”
(愛の反対は憎しみではなく、無関心である)
― Elie Wiesel
今日は、「最近なにも感じないなぁ…」というあなたに向けて、
「無感情(Apathetic)」という感情について掘り下げてみたいと思います。
無感情ってどんな気持ち?
「無感情」とは、その名の通り、心が動かない状態のこと。
何かを見ても、聞いても、心がザワつかず、無風のような感覚になります。
英語では Apathetic、
ギリシャ語の “a(〜がない)” と “pathos(情熱・感情)” が語源です。
つまり「感情がない状態」なんですね。
どんなときに感じる?
例えば、仕事で何度も頑張ったのに報われなかったとき、
恋愛や人間関係で傷ついたとき…。
そういう経験が積み重なると、心は「もう感じたくない」と
ブレーキをかけてしまうことがあります。
無感情になるのは、自分を守るための自然な反応でもあるんです。
プルチックの感情の輪で見ると?
心理学者プルチックが提唱した「感情の輪」では、「無感情」は
明確な基本感情ではありませんが、悲しみや嫌悪のエネルギーが
低くなったところに位置づけられるかもしれません。
何かに対する関心や反応が弱くなったときに現れる、
心のフラットな状態なんですね。
無感情とうまく付き合うには?
無感情になったからといって、自分を責める必要はありません。
それは「心がちょっと疲れてるよ」というメッセージ。
そんなときは、こんな風に過ごしてみてください。
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無理に感情を動かそうとせず、まずはゆっくり休むこと
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小さなことでいいので、「ちょっとだけ興味があること」を探してみる
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信頼できる人に「最近、何も感じないんだよね」と話してみる
感情は、天気のように移ろうもの。
無感情は「永遠の無風」ではなく、「次の風が吹くまでの静けさ」
かもしれませんから。
感情は、どんなものでもあなたの味方です。
今日感じた「無感情」も、あなたの大切な一部です。
今日も心豊かに過ごしていけますように。