全社の教育体系を創り上げていくプロジェクトは、毎年のようにどちらかのクライアントでお手伝いさせていただく事案です。
特に昨年は、全社から選抜された社員の方々に向けた選抜者研修や、経営の後継者人材プールを作るための教育体系づくりをお手伝いする機会をいただいています。昨年のうち2例はコンセプト作り、企画、社内プレゼンテーションを経て1例は昨年からスタートし、もう一つは今年からスタートすることになります。
このようなお仕事をお手伝いする上で、一番時間をかけ、丁寧に議論をしながら最初につくるのが 「ニコニコプロジェクトシート」です。特に、目標よりも目的(なんのために?)の部分を ”10年後にこの会社をリードする人材”イメージを共有して作っていきます。10年後、この会社はどんな製品やサービスでお客様を魅了するのか、それにはどんなしくみやインフラ、人材が必要か、そしてどんな外部と協働しているべきか・・・!
多くの場合、トップの方からご相談をいただく「教育体系を作りたい(見直したい)」のイメージをうかがい、私が青写真を作ることでそれを「たたき台」として他のメンバー(多くの場合は役員または人事メンバー)と議論を進めます。ですが、もうこのスタートの時点で同じ社内で使われる「教育体系」のイメージが異なっていることが多くあります。
研修メニューをリストアップする、教育=若手のみが必要なものと思っていた、など、これまでのご経験などから、「教育に対してのイメージ」の多くは、最初に入った会社で経験したものを思い浮かべている方が多いようです。
私のプロジェクトでは、時間の許す限り、現在の社員数や男女比などの基本情報を把握し、「10年後の会社」をイメージすることからスタートしていきます。新人のA君が34歳になる10年後、彼にはどんな活躍をしてもらい、それまでにどんなことを学んでほしいのか? そんな問いからスタートしていきます。
いつも感じるのは、トップの方々の社員の方々を想う気持ちの熱さです。他人事制度も同様ですが、「教育体系を作り、その意図を発信する」ことこそが、この想いを社員の方々に伝えるメッセージ(=ラブレター)になると捉えています。今年も、熱いラブレターを作っていきましょう。
⇓先日差し入れにいただいた虎ノ門ヒルズアンダースカフェのエクレア💕
全員が女性という会議で披露され、一気に皆さんのテンションがあがりました⤴
ご馳走様でした!