日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

浜名湖ワーケーションに行ってきました!

先週後半から
浜名湖ワーケーションに行ってきました!
浜名湖は息子のウィンドサーフィンの試合などで何度か
訪れている場所ですが、「メールチェックだけ」でなく、
今回は、オンラインでも打ち合わせ、リアルで人にあう、
そしてオンラインで登壇するなど、しっかりと仕事も盛り込んで
ワーケーションを楽しもうという意図的なもの。

先月理事を務める IC(インディペンデントコントラクター)協会
で実施したセミナーから刺激を受けてのアクションです

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■ICの働き方

私が独立当初から選択している働き方が
IC(インディペンデントコントラクター)です。
ICとは、サラリーマンでも、事業家でもなく、
フリーエージェントである働き方。
“期限付きで専門性の高い仕事”を請け負い、雇用契約ではなく
業務単位の請負契約を“複数の企業”と結んで活動する“独立・
自立した個人(法人)”のこと (協会HPより) 
こちらの資料は、経産省に向けた協会からの
説明資料(中村氏作成)を池照が一部改変しているものです。
一般的にフリーランスと呼ばれる領域の中でも、
 ・高い専門性
 ・法人化した上でBtoB(企業向)が中心
 ・複数のクライアントと同時契約
 ・大型プロジェクトの場合は、人を雇用せずICやフリーランス協業で対応 
などが特徴です。


働く時間、場所、形態を自ら決めていくのがICだとしたら、
このICにとってのワーケーションって何がうまみなのか?
今回のセミナーでは、ワーケーションの理解を深めることと、
ICにとってのワーケーションについて、
山梨大学で教鞭をとられる田中敦教授にお話いただきました。 


■時間も場所も自由な人にとってのワーケーション 

もともと自由度の高い働き方であるICにとって、
ワーケーションをどのように取り入れていけばいいのか?

田中先生には現在の状況や広がりに加え、
IC視点からもお話いただきました。 

企業にとっては、柔軟な働き方の提供、福利厚生の向上、そして
生産性の向上などが導入メリットとしてあげられます。
その一方で課題となっているのは、ワーケーションによって
人が動く中で、人材育成や越境的な協働に対し、
組織マネジメントが難しい点が挙げられています。
組織としては、経営貢献に対するメリットや効果を
定性的に定義するしくみ・しかけづくりが必要です。 

ICがワーケーションを取り入れるメリットは?
私は最大のメリットは「創造性」の高まりだと感じています。

今回浜名湖ワーケーションを意図的に取り入れ、
私は創造性が高まる3つの「変わる」メリットを感じました。

1) 景色/音が変わる
   普段と違う場所で最も効果があるのが景色の違いでしょう。
   朝、昼、晩と目に入る自然の色や質感/聞こえてくる音が普段と
   違うことかが、そのまま刺激になります。
   普段と違うからこそ五感を活かすことにつながります。
   浜名湖の朝日が印象的で無音、しばらくだまって見入ってしまいました。 
   

2) ルーティーンが変わる
   ICは働き方や自分のスイッチの入れ方にこだわりを持っている
   人が多くいます。このルーティーンをあえて崩すことができる
   のも、ワーケーションの果報です。朝日があがる時間に温泉に入る、
   いつもと違う時間にコーヒーを飲むなど、「いつもの」を崩す
   ことが、新しい時間の使い方や新しい手順への挑戦・気づき
   につながります。朝のお風呂(温泉)、ウィークリーで入れる
   ことでよい振り返り時間になるなぁ、なんて気づいたりです。

 

3) 会う人が変わる
   ICにとって、「人と会うこと」は大切な活動継続の起点です。
   オンラインでも活動は継続しますが、これはすでに出会っている人との
   関係性を強化することに貢献します。ゼロから関係をつくるのには、
   「出会い」は爆発的なパワーがあり、オンラインの比ではないと感じています。
   普段会う人が限定されてしまいがちになる人ほど、または自宅などで
   活動ができてしまう人ほど、ワーケーションと称して夜中まで語り合える、
   互いを知れることは、新しいきっかけや価値づくりとなります。
   今回私自身も、普段会えない方とじっくり話をする機会をいただきました。
   心がわくわくする出会いにつながったこと、これが一番の価値です。 


■やっぱり、創造性は3倍(以上)高まる!

IC創造性・柔軟性の高く、自らが意思決定する働き方である一方、
自己育成や人材育成、働き方が一定化してしまうことが課題とされています。
上司や指示する「上」という存在がいない中、自らで定期的に変化をつくり、
機会につくり、それによって自らを変えていく(磨く)ワーケーションは、
私達IC、そして自ら意思決定して仕事を進める方々にとって、
自己育成、働きかたの見直しにつながる!
今回は、あらためてそう感じたワーケーション体験でした。
そしてこれらは、ICだけに限らず、働きかたや働きがいを自ら描く
方々に必要な視点でしょう。 

「創造性」とは、新しい価値をつくること です。
田中教授のお話と今回の自らの体験から、
自ら気づいた「新しい価値」を発信し続けること、
誰かと共有することが、また新たな価値になると確信しました。

「何が自分の創造性を高めるのか」、
自由であるICこそが、常にこの問いをテーマにしていくこと
さらなる創造性を高めていきます。

実は今回、このセミナー企画を始めた際、
「創造性を3倍高めるワーケーション~」が当初案でした。
「”3倍”は盛りすぎじゃないか・・・」というフィードバックもあり、
今回の題名「創造性を高めるワーケーション」になったのです。

ですがね、やっぱり”3倍”ありました!
景色、ルーティーン、出会い この3点の視点で私自身の創造性は
3倍高まった(当社比)のです! 

そろそろ来年の働き方を模索・描く方々が増える時期、
「私の創造性を○○倍高める意図的ワーケーション」の導入、
お勧めします! 

写真は今年春に行った沖縄県小浜島でのワーケーションの
一枚です。新たな価値につながった越境ワーケーションでした!


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