日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

鏡を見る 【1分EQ 自分を知る 心内知性を鍛える】

【1分EQ 自分を知る 心内知性を鍛える】

商社にお勤めの女性はEQを学んで実践
していることの一つが
「トイレで自分の顔を鏡で見る」です。

「それまではトイレ入ってもちろん手は洗いますが、
ジブンの顔をちゃんと顔をみることってしなかった。
化粧直しはするのに、自分の表情を確認してなかった。
「ジブンを知る」ってことに意識がなかったです」と。

EQワークを通して
実際に鏡をみるようになってからは、
鏡を見る→(もちろん、化粧直しはする)
→自分の気持ちや状態を知る
 (あー、嫌なことあったなーor いい感じだー など)

この間、わずか1秒。

先日1年ぶりにお会いした彼女は、
この「鏡を見る」習慣を皆の前で披露して
下さいました。

「鏡をみるようになってから、
ジブンのことを意識して大切にしている
感覚がある。前よりもイライラする時間は
確実に減っている」とのことです。

ジブンに意識を向ける機会は日常に多々あります。
働いている女性がトイレにいく回数は
「3~5回」が48%で一番多いそうです→

女性が職場のトイレへ1日に何回行くか判明! 約3割が「●回」|「マイナビウーマン」


なんと寝てる人もるようですが、、、仮眠室とか
もっと設置が進んでもいいかもしれませんね(苦笑)
とはいえ、一日3~5回、自分を見つめなおすには
ちょうどよい頻度と時間 ですね。

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EQセミナーの最終スライドです。覚悟を決めた感じのポーズがお気に入りです。




 






SUPって簡単そうに見える

SUPってご存知ですか?
Stand Up Pulldeboard →海で見かけるサーフィンボードのような板の上に乗ってパドルをもって海上散歩や波にのって楽しむマリンスポーツです。最近では、このボードの上でヨガをやる方もいらっしゃいます。

息子がハワイで乗った時の写真です(イメージとして)↓

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うちの主人と息子は、地元の鎌倉でこのSUPのインストラクターを時々させてもらっています。今日SUPから帰ってきた主人が面白いことを言ってました。

「ママのやっているIC(インディペンデントコントラクター)って働き方はSUPに似てる」と。


基本一人でボードに乗って(専門性)、パドルという道具で方向を決めて自分でこぐ(方向性)、外から見ると簡単そうに見えるけど実は海のうねり、潮の流れ、海底の様子、波、そして風の影響も受けるので見た目よりも乗りこなすのは結構難しい(外的な環境の変化)、頼りになるのは鍛え続ける自分の体幹の強さだけ。 

なんか、そんなメタファーをされて、面白いやら「上手い!」と思わず膝を打つやら!

いつも陸からしか見ない街並みも、SUPで海側から見るとちょっと違った景色に見えたりします。だからこそ、「ありたい街並み」を実現するための提案や、外からみた姿を表現することが、私たちIC的な仕事からはできるのかもしれません。

海は荒波ばかりじゃなく、とっても穏やかな日がもある。太陽が温かくて心地いい日もあれば、刺すような痛さの時もあります。風が気持ちいと思える日は意外とすくなくて、風であおられて海に落とされることも多い。でも、ゆったり乗れた時の気持ちよさと海からの絶景は、本当に美しい。

実はあまり地元でSUPをやったことはないのですが、、、。
今度、またやってみようかな、なんて思えた夏の日でした。



よってたかって・あの手この手

昨年から続く日系メーカーでの
女性社員向け EQxキャリアワークショップでした。
すでに20回以上の回数を重ねるこの企業での
ワークショップは、全4回で一つのプログラム
を構成しており、ロジカルシンキングの部分では
他の講師の先生にもご協力いただき、進めています。

ワークショップを実施する際のコンセプトの一つは、

「よってたかって、あの手この手」

何か変化を起こすなら、意図をするのは自分以外の
関係者を「よってたかって」にできるかの巻き込み、
そして自分以外の得意技をもっている人の
「あの手この手」をどうストーリーに巻き込んで
いくか、です。

今回のワークショップでは、講師2名、
企業側(ダイバーシティ室メンバー)、
そして私のエージェント(事務局機能)
と必ず毎回のワークショップを複数の目で
検証しながら改善点を毎回見直して反映させています。

お陰様で、20回重ねるこのセッションも骨格は
変わらないものの、メッセージング、ワークの
まとめ方、表現の工夫など様々な細かい工夫を
重ねています。何より一番変わったと手ごたえが
あるのが、1年前の受講者と比較し、
「気づき・学び」の視点がより具体的になってき
たことです。

急な、、、ではありませんが、
着実な手ごたえを感じています。

女性社員層にのみならず、管理職、そして
その上位層であるマネジメント層も巻き込んでの
このプロジェクトは本当の意味で「よってたかって」。
でもまだまだ足りません。
目的達成のために、よりどんな「よってたかって」
が可能か、まだまだ模索し、挑戦していきます。

 

 

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今日のチョコレートゲット「褒め」達人の皆さん♪ いい笑顔です



EQ入門セミナー in 鎌倉 開催しました! 

EQ(感情知性)入門セミナー開催しました。

https://isplus-seminar.peatix.com/view


朝は梅雨らしいどんより曇り空、
みるみるうちに空が明るくなって、
参加の皆さんが集まる頃にはすっかり
良い天気になってましたー☀

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今回はEQ(感情知性)に触れるのが初めて
という方が対象の入門セミナー。

普段感じる感情と感情知性の違い、
自分の機嫌をどう自分でコントロールしていくか、
元気づけたい相手にどんなコミュニケーションをするか、
この部屋を出ていく時を考えてデザインする、、、などを
2時間という短い時間にギュッと凝縮してお伝えし、
グループでのディスカッションもできるだけ時間をとりました(^^)/ 

ご紹介したデータの中で、皆さんが特に沸いた(!)テーマ
が「感情の持続時間」のデータでした。

rd.springer.com

日本語→ 悲しみの感情は他の感情に比べて240倍も長く続く

karapaia.com


データによれば、
悲しみの感情は5日間、
憎しみは2.5日も継続するのに対し、

喜びは24時間、
感謝は数時間のみしか継続しません。

悲しい気持ちになっている人には時間をかけて
寄り添う必要があり、誰かを喜ばせたりしたいなら
間を1日以上空けずに喜んでもらうようにしなきゃ、、、

そして感謝は数時間おきに伝えないと継続しない"(-""-)"

そしてそして注目は、
羞恥心や嫌悪感は意外と短く30分ほどの持続時間です。

ということは、自分が感じる嫌悪や、
失敗した時の「恥ずかし~っ」というものは
30分もしたら忘れるんです。だから
失敗しても大丈夫!だってその感情、そんなに
長く続かないから!ってことですね。

という訳で、
今日は本当に実りと学びと気づきに満ちた
時間を過ごさせていただきました!

今日の気づきのひとつは、そうそうこんな素敵なチャレンジ、
もっと大胆にしてもいい!たとえ、失敗してもいい!
私の信条である、エラー&トライ(トライ&エラーじゃない)
は、理にかなっているということ、ですね。

そんな気付きを得ながらのあっという間の2時間でした。

そしてどうです、終了後のこの笑顔😃

懇親会はは鎌倉の人気カフェ
ガーデンハウスレストランへ。
パンケーキに抹茶ケーキにプリン!
皆さんよく食べましたーっ(^^)/

本当に楽しく、笑顔に満ちた時間となりました。

皆さまのご参加、ありがとうございました!

 

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心のアンテナ

担当して3年目になる某日系メーカーのリーダーワークショップ
が今年もスタートしました。

一般的に「主任層」にあたる方々を全4回のワークショップで
EQを含めてリーダーシップを学び、同時にその上司の方々も
別プログラムでワークショップを実施するコース。昨年だけで
200名以上とご一緒し、今年も同様に200以上とご一緒する予定です。

今日は今期の主任層の1回目でしたが、
私にとって考えさせれらるやり取りがありました。

「去年このワークショップに出た先輩が二人いて、一人は

 ”自分を振り返るいい機会になって、一つひとつ
 の自分の言動を振り返ることができている”

と会議で発表し、もう一方の方は

 ”自分には変化は感じなかった”

とだけだった。
自分はどちらが本当かなと思ってここに来ました」と。

もちろん、2人の方が参加した5ケ月のWSは同じものです。
自分達の未来を言語化するワークショップ、
未来の自分を言語化するワークショップ、
目標を設定し、相互コーチンググループと互いをコーチ
しながら進むEQワーク、上司や周囲を巻き込んで自分を
高めていくために進めるプロジェクト、そして5ケ月最後
には一人ひとりが発表をして全員からフィードバックを受けます。

このプロジェクトの基本コンセプトは、
「仕事の質でなく、人生の質を上げること」これを会社の上層部
と一緒に
進めているプロジェクトです。

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自社のみらいを創る人材像を自分達でつくります 



「どちらも本当でしょう。違う反応でもそれぞれ
正直に感想を述べてくださったということですよね。」
と私は返しました。

1回目のワークショップは
10年後の世界がどう変わっているか、
その中でわが社はどんな変化をしているか、
10年後の会社(社会)を創る人材はどんな力が必要か、
これらを自分達で定義して「視点を未来に向ける」
ことを実施していきます。
チームビルディングもかねて、未来をみたテーマで
メンバーと議論をしながら自分達なりの意見をまとめる
ワークを進めていきます。
普段接点のない他部門のメンバーとのディスカッションに、
皆さん様々な気づきを得ます。

終了後、上記の話をしてくださった方がまた
私のところに、いらっしゃいました。

「まだ1回目ですから分からないけど。
”反応はそれぞれ”というのは納得です。今日のワークも
同じテーブルの中で反応がそれぞれだったので。
私自身はそれがとても興味深くて、気づき多い時間
でした。

そういえば、先ほどの先輩2人ですが
”いい機会だった”とした先輩は、今年昇格して
管理職になりました。周りもなっとくの管理職です。
ステキな方なので。それが何かこのワークショップと
関連するのかも、とこれからが楽しみです」と。

同じことを経験し、同じことをメッセージしても、
捉え方は違うもの。私の仕事の一つは、誰もがもつ
変化に気づく”心のアンテナ”をさらに高く、その機能を磨く
ことだと思っています。”変化がなかった”とおっしゃった
方がいらっしゃった事実も受け止め、今回も前に進みます。

こんなインプットをもらって、
私自身の”心のアンテナ”がたピンとたった気分です。
どう受け止めるか、どうしたいか、どう心に火をつけるか、
アンテナが震えっぱなしです。ありがとう、そして
よし、がんばろー(^^) 

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鎌倉は紫陽花の季節を迎えました!



 

 

無駄な仕事など一つもないと本気で感じたこと 

日経BP社ヒューマンキャピタルオンライン 
【池照佳代の人事・人材育成担当者が読んでおきたい本】コーナーに
新しい書評がアップされました。

今回は尊敬し、そしてそのお話の楽しさと現場感からすっかり
ファンでもある法政大学大学院の石山恒貴先生の書籍です。

越境的学習のメカニズム 実践共同体を往還しキャリア構築するナレッジ・ブローカーの実像 | ヒューマンキャピタル Online 

 

越境的学習のという概念自体、
キャリアを考える上では本当に大切なものととらえています。

ある企業でリーダー以上の方々のEQxリーダーシップ
開発プロジェクトを進めていました際、自分のこれまでの
経験に自信がもてないという方がいらっしゃり、この
「越境的学習」についてお話をしたことがありました。

難しい定義や概念というよりも、
会社で携わっている役割だけが仕事じゃないこと、
家庭での責任や社会で担う役割もキャリア(ライフキャリア)
としてとらえていくことができる、ことを
私自身の体験も交えてお伝えしました。

ある女性リーダーの方の最終セッションでの
発表がとても印象的だったのでご紹介します。

「これまで、家庭の仕事や育児、地域の役割も含め、
会社の中でも目立たない仕事をすることが多かった。
自分自身はそれらに意味や意義が見いだせなくて
意味のないことだと思っていた。

今回のプロジェクトで「越境的学習」や「複線的キャリア」
という視点を知り、池照さんがおっしゃてた
”無駄な仕事はない、無駄な仕事と定義しているとしたら
自分自身がそう定義している”
と言われて本当にその通りだと思いました。

確かに、無駄だと思っていた仕事(役割)のお陰で私
自身は成長しているし、信頼も得ている。そのことに
気づけて良かったです。これからはチームをマネジメント
する立場になりますが、それぞれの仕事に意味がある
と私から伝えてあげられるようにしたいです。」

と最後の発表で堂々とお話されたんです。
数か月前の自信なさげで、不機嫌さいっぱい様子だった彼女
とは一変していて周りがびっくり😲でした。

無駄な仕事等一つもありません。
それを無駄とするか、意味のあるものにするか、
もちろん周囲のリーダーやマネジメントの方の
考えは影響しますが、最後は
”自分がそれをどうとらえるか”につきるでしょう。

今回の石山先生の書籍は、企業活動を中心とした
「越境的学習」がもたらす意味と、そこに関わる方々
のキャリアの成長や影響をエビデンスとともに説いて
下さっている素晴らしい書籍です。
少々難しいんですが、、、(正直、院生時代を思い出し
ました)、自分のキャリアについて改めて考えて
見たい方、人の育成に関わる方には絶対におススメ
だな~っと。

そしてライブで先生の話を聞くとこれまたノリノリ
な感じも素敵なのです(先生、スミマセン)。

 

 

鎌倉にきて2年ちょっとで想うこと 

鎌倉に越してきて2年ちょっとが経ちました。

我が家にとっては息子の高校進学(いえ、本当は
ウィンドサーフィン)のための引越が一番の理由でしたが、
私にとって東京を離れることは結構な決断でもありました。

東京は、人生の半分以上を過ごした場所。
子供が生まれてからは保育園も学校も徒歩1分
以内の快適な環境に移り、仕事場やクライアントの
行き来も便利、電車は3分毎に正確に、そして山手通り
に出ればタクシーはすぐに止まるワーキングマザーにっては
とっても快適な環境だったのですから。

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「よく決断しましたね」とか「仕事は減らすの?」
等と言われながらの引越から2年ちょっと、最近も
「鎌倉移住に興味あるけど、いろいろ
考えるとふんぎりつかない」とか、
「やっぱり便利な生活圏からでることに、躊躇する」
といった相談を受けます。
で、たった2年ちょっとですが私なりに感じている
「鎌倉きてよかった」をちょっと書き綴ってみます。

・・・・・

空 都心の真ん中から越してきて一番感じたのは「空の広さ」
条例で高いビルが建たないここ鎌倉には空を遮る建物がない。
とにかく、空が広く・高くて気持ちいいのだ。

鳥 朝は鳥の鳴き声で起きられます。しかも結構な音量、
ホーホケキョ(鶯)やピーヒョロー(鳶)の鳴き声が
綺麗に聞こえて気持ちがいいんです。

 特に我が家は鎌倉の海側に住んでいるからか、思い立てば
海にふらっと行けます。ちなみに、京都や奈良といった他の
古都との違いの一つがこの「海」かもしれません。古都で
ありながら同じ街に海(ビーチ)があるのはここの最大の
特徴かも。よって夏場は完全にビーチタウンと化します。
海の風にあたるのは、やっぱり文句なく気持ちいいのです。

社仏閣 所説あるようですが、私が手に取った解説本には
この街にある神社仏閣の数は122とのこと。ちょっと歩けば
神社仏閣にあたります。なんでしょうか、こんなに神様仏様が
同じ場所にいるというのもよく考えれば不思議なものです。
それぞれに意味があって歴史があってストーリーがあって、
これを探索してるだけでも歩き疲れてとっぷり日が暮れます。
ちょっとした時間でウロウロとしながら神様に会いに行く
心地よい疲れってのは、気持ちいいもんです。

 行きかう人々の顔がハッピーなこと。 
なんて言うか、ここは観光地なこともあって人々が遊びに来る
ところだからか、皆さん結構笑顔です。
せっかくのお休みを友人や家族、恋人と過ごす時間に
この場所を選んでいるからか、ねー。
自分の街で楽しそうにしている人達をみるのは、
これはまた幸せなことなんです。

実はいろいろとネガティブに感じる部分には
工夫もしているんですよ。

東京通勤に片道1時間以上はかかる
→そうです、そうなんです。私はほぼグリーン車を使って
通勤していますが、捉え方を変えています。
グリーンに乗るというのは、1時間誰にも邪魔されない
スペースと時間と(小さなテーブル)ができるということです。
この1時間で資料読む、本読む、アイディア出す、
テレビ見る、寝る、食事しちゃうといろいろとできちゃいます。
分刻みのスケジュールにいる中、この1時間のギフトは今や
私にとっては貴重な「ジブン時間」となっています。

とかね。

2年ちょっと住んでみて、今やこの街は私にとって
自然と行きかう人とのゆったりとした時間が愛おしい
”最適な心のコンディション”に整えられる場所になっています。

そして全ては、「心のコンディションを整える」ことから
スタートすると今あらためて感じていたりします。
何に触れると、
どんな時間を過ごすと、
どんな人と会話すると、
どんな場所で一人になると、
どんな空気を取り入れると、
どんな場所を歩くと、、、

自分はワクワクして心のコンディションが整うのか、
これは本人が意識のアンテナを立てていることで
発見できるものでしょう。
ほんとにこれはヒトそれぞれ。

私自身、あと数年で様々な状況が変化すれば、またこの場所以外に
最適な場所がでてくるかもしれませんから。
その時にまた自分の心の状態を受け入れて快適な場を
見つめなおすようにしていけばいいのだと思っています。

あー、今週もいい夕焼けに出会えました!

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