■ライフラインチャートに描く「これまで」
毎年鎌倉を美しく彩る紫陽花の季節に入ってきました。
先週は「ウェルビーイングDays」にて一般の参加者の皆様向けに、
そして今週は長年ご一緒させていただいている法律事務所の若手弁護士
の皆様に向けた連続プログラムの「EQ×キャリア」ワークショップの
登壇でした
対象となる方々の環境はそれぞれ異なりますが、両方のプログラムで
共通して取り入れた大切なワークがあります。
これまでの人生を「感情」とともに振り返る「ライフラインチャート」です
多くの人は、自分のキャリアを
「転職した」「昇進した」「ライフイベントがあった」
というように、目に見える“出来事の連続”として捉えがちです
しかし、EQ(感情知性)的な視点で見ると、少し異なる景色が
浮かび上がってきます
私たちの人生は、ただ出来事が勝手に起きているのではありません
「感情」が動き、それによって何かを選択した結果が、
次のアクションや出来事へと繋がっているのです
例えば、「転職したからキャリアが好転した」のではなく
「『このままの環境じゃ嫌だ!』という強い感情が湧き起こったからこそ、
転職という一歩を選び取った」ということ
このように感情を起点にして過去を紐解くと、「なぜあの時、あの決断をしたのか」
が驚くほど腑に落ち、自分らしいキャリアへの納得感が生まれます

■「あるべき」に囚われていた、かつての自分
今でこそ、私は「感情マネジメント」や「EQ」をベースにした
キャリア構築を、今でこそ自信をもってお伝えしていますが、実は私自身、
かつては自分の感情にカチッと蓋をして生きていた一人でした
親からの期待や、世間一般的な「こうあるべき」「普通はこうするもの」
という枠組みを最優先し、自分の中の「本当はどうしたい?」
という小さなワクワクや違和感(感情)を完全に無視して選択を続けていた
時期があったのです。
誰かの正解を生きることは、思考や感情を放棄している状態した。
けれど、自分の感情を置き去りにした選択の先には、いつもどこか
満たされない感覚や、理由のない息苦しさがありました。
「自分自身の感情に耳を傾け、それを羅針盤にしていいんだ」
そのことに気づき、自分を解放できた時の感動と安心感こそが、
今、私がこうして皆さんとワークショップをご一緒させていただいて
いる原動力そのものになっています
■偶然を味方にする「5つの感性」
ワークショップでは、過去の感情パターンを理解した上で、
未来の「ありたい姿」を描き、それを手繰り寄せるための
「計画された偶発性(プランドハプンタンス理論)*1」も学びます
キャリアの8割は予期せぬ出来事で決まると言われますが、
その偶然をただ待つのではなく、自らチャンスに変えていくためには、
次の5つの感性(スキル)が鍵となります
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好奇心:新しい学習の機会を模索し続ける
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持続性:壁にぶつかってもあきらめずに取り組む
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柔軟性:状況の変化に合わせて自分をアップデートする
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楽観性:偶然の出来事を「チャンス」として意味づける
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冒険心(リスクテイク):結果が不確かでも一歩踏み出す
壁にぶつかった時の『不安』をどう扱うか、
不確かな変化への『恐れ』をどう手放すか。これらもすべて、
ベースにあるのは感情マネジメントです
自分の心や行動のクセを知り、日常の小さな選択を変えていくことで、
驚くほど素敵な偶然があなたの未来に舞い込み始めます
■なりたかった自分がいた!
参加された皆様からは、
- ライフラインチャートに『感情』を入れて振り返ったのは初めてで
新鮮だった。感情起点の方が納得感がある - 自分を客観視して誰かに話すことで、とても前向きになれた
- 感情をベースに振り返ったら「なりたかった自分」と会えた気がする
といった嬉しいコメントをたくさんいただきました。
イギリスの作家ジョージ・エリオットは、こんな言葉を残しています。
「なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない」
これまでの人生を愛おしみ、これから出会う偶然をすべて味方にするために。
まずは今日、あなたの心が「何にワクワクし、何に違和感を抱いているか」、
その声にそっと耳を傾けることから始めてみませんか?
皆さんの「ありたい姿」に向かうキャリア・人生デザインを、
これからも心から応援しています
今年のウェルビーイングデイズご参加者の皆さんと!
