少し時間が空いてしまいました。
２月後半はドタバタと、そして３月に入りすぐタイに渡り、
ここ６日間ほど祖国台湾で過ごしておりました。
タイへは現在人事制度を構築している企業への訪問
現地ビジネスパートナーとのミーティングをこなし、
台湾行きの目的は墓参りと旅行です。
私は台湾生まれの日本育ち、ほぼ毎年台湾には行ってたものの
流石にコロナでこれもストップ、４年ぶりの台湾となりました。
■「会う」という熱量
オンラインでもプロジェクトは進められるし、
バリュー構築も制度構築も進みます。
でも、今回は会えて「会う」という行為を選択してよかった、
心からそう感じています。なぜなら、彼らの「熱量」が存分に
伝わってきたからです。
担当する企業は日本からタイに渡りすでに30年、
現在は現地で300名ほどのタイ人の方と共に事業を拡大
させている製造業です。日本人の創業一家とそれを支える
日本人マネジメントメンバーからの要請で、今後の事業を支える
制度構築をしています。
創業一家のCEOとマネジメントメンバーの想いはバリュー
の骨格としてすでに言語化されてものがあり、私は昨年夏から
このバリューをベースに制度作りに関わっています。
決して派手さはなく、非常におとなしい印象のある方々なのですが、
毎回とても熱いものを感じるのです。
定期的にオンラインで会議を進め、すでに制度の骨格が出来上がって
きています。プロジェクトのキックオフ、ヒアリングシートの配布＆回収
や分析共有、バリュー構築、ポリシー制作、等級定義づくりなど、
すべてオンラインで実施してきています。それでも、毎回Zoom会議が終わる
と感じる何とも言えない虚無感。やり取りした対話の残り香の納めどころ
がないような不思議な孤独感がある。
これは、オンライン時代の代表的な感覚なのかもしれませんね。
だれかこの感覚に名前を付けた人がいるのかしら？とさえ思います。
世界的にコロナが落ち着きを見せ、国をまたいだ行き来がスタート
し始めているというニュースを見たとき、「そうだ、会いに行こう！」と
渡タイを決めたのです。
予感は的中です。
バンコクから車にのって2.5時間かかる場所、
バンコク名物の渋滞にはまりながら往復５時間近くの旅でしたが、
お会いしてホワイトボードを使ってAgendaの項目を話すことたっぷり
２時間、互いの熱量を感じたことが何よりの果実でした。
人に会わなくてもプロジェクトは進められる、
人に会うことで熱量が伝わって加速度的に心が動く、
今回あらためて学ばせていただきました。
■その場で感じる事に会う「熱量」
今回は、一緒に働くタイの方々とともお会いし、また、
工場の内部隅々まで見学をして回りました。
歩きながらワイ（両手を合わせ合掌する挨拶を交わし、
仕事の様子などをうかがいました。
タイ独特の暑さはもちろん、
製造業の工場独特の音、熱気、床の段差や油の染み具合、、、
全てがその場に身を置くことで感じられる「熱量」でした。
みんなと会いながら、
どうしたら自分や仲間、そして顧客のために
「心豊かに働くこと」ができるか、もっと追究していきたいと思っています。
仕事は何をするかも大事ですが、
それよりも大事なのは、「誰とやるか」ですから！
帰りの車の中では、
在タイのビジネスパートナーであるマリアさんと
見て＆聞いて＆感じたことをひたすらディスカッションして
統合、あらためてプロジェクトの方向付けをしながら
あっという間の時間。正しいタイ名物交通渋滞の過ごし方でした！
・・・
コロナという仕事環境の変化は、国や場を超えての
プロジェクトを可能にしています。そのお陰で私はコロナ前よりも
より幅広く、多くの人や組織と協働しています。
だからこそ、リアルに「会う」ことの大事さを感じられる機会でした。
これからも、オンラインの強みを活かしたプロジェクトを進め、
時にあえて「会う」を選択して熱を感じことを楽しんで行こうと思います。
熱量、感情、温かさを感じることは、
ビジネスや関係性におっきな影響を与えるものだと、
今回はあらためて学ばせていただきました！
今回の出張では沢山の方も交流させていただきました。
また少しずつこちらのブログで紹介していきます！
タイ八城のお二人とビジネスパートナーのマリアさんと↓
三島由紀夫の小説『暁の寺』のモデルにもなっているタイの寺院
ワットアルンは、多様な文化が入り混じるパワースポットでした↓
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