昨年に引き続き、
Woman In Agileカンファレンスにコミュニティ協賛として参加して参りました。
リアル参加は今年が初めてです。
■Woman in Aglileとは
主に企業でアジャイルを実践し普及を支援する「アジャイルリーダー」
のためのイベントで、Womenと冠していますが女性限定の活動ではありません。
多様性を尊重できる安全で健全な職場作りを自分たちの手で作るため、
実践的なノウハウや、実績、知見、温めているアイデアを共有しようという
取り組みです。
当日は、関東に8センチの雪が積もった大雪の翌日⛄
交通機関の乱れもあり、残念ながら伊藤先生の基調講演には参加叶わず、、、
午後から会場参加となりました!
午後はオープンスペーステクノロジー(OST)の形式*をベースに
参加者自身でトピックを提案し議論していくセッションです。
私は一番近くの席のテーブルにお邪魔しました。
*オープンスペーステクノロジー(OST)の手順・原則は?効果もわかりやすく解説 – 株式会社クエスチョンサークル|“問い”には 力がある!
■子育ても仕事も楽しみたい!
テーブルのテーマは「子育ても仕事も楽しみたい!」という
Web会社にお勤めのワーキングマザーからの提言でした。
様々な提起があった中でもよく聞かれた言葉が
「ロールモデルがいない」というもの。そもそも女性社員が極端に少なく、
目指せる人がいない。これはDiversity&Inclusion施策をすすめる他社や
他業界でもよく聞かれる言葉です。
子育ても仕事も楽しみたい!というのは、まさに私自身もずっと
考えて行動してきたこと、少し先輩にあたる私から「パーツモデル」を
紹介させてもらいました。
私自身も子育てしながら仕事を続けてきたなか、
自分にとって「モデル」となる方がたくさんいらっしゃいました!
ですが、全人格で唯一解のロールモデルではありません。
それよりは、
「△△さんの意見をびしっと言えるところ、ステキだな」
「○○ちゃんのタイムマネジメントは真似してみたい」
「□□さんの聞く姿勢を学びたい」・・・など
お一人ひとりの「ステキなところ」が必ずあり、
そんなパーツを少しずつ取り入れながら、キャリアを継続してきました。
そんなパーツモデルの方々が、現在私のメンターであり、友人だったりしています。
一人ひとりが違う存在、唯一解のロールモデルはいませんし、必要ありません。
男女関係なく、こんなところは学びたいという強みを発揮している
「パーツモデル」をみつけ、強み(パーツ)を学び、自身に取り入れる
ことができます。
誰かがパーツモデルから学び、そして
誰もが自分のもつ強みを発揮して 誰かのパーツモデルなることができます。
男女関係なく、私たちはそんな循環をつくっていくことができます!
テーブルではその他にも、どうやって家族や周囲を巻き込むか、
家事サービスやシッターサービスの活用をどうやって家族と前向きに
捉えられるか、、、など様々な議論がありました。
このディスカッションが終わったあと、ご一緒した方々から声をかけられました。
「ものすごく開眼でした!今日は雪の中来てよかったです。
本当にありがとうございました!」と満面の笑顔が良かったです。
その笑顔は、私にとってマネしたい「パーツモデル」そのものです。
私が「子育ても仕事も楽しみたい!」とリアルタイムで思い、悪戦苦闘
していた時代から約20年、ワーキングペアレンツの悩み自体はあまり
変わっていないことが印象的でした。
もしかしたら、一人ひとりが感じるこのような身近な課題や
モヤモヤをこうして表明し解決に向けて行動することが、この国の少子化や
生産性向上の糸口になるのでは?と本気で感じた時間でした。
会社を超え、組織を超え、このような議論の場をAgileに打ち出す
Woman in Agile には、これからもEQや人事の仕組みなどの協賛パートナー
として活動ご一緒する予定です!ますます楽しみです。