先週は Well-Being Week2024イベントに登壇しました
■幸福学とかウェルビーイングとか
慶応大学教授の前野先生は、
学問分野の枠を超え「人間にかかわるシステムであれば何でも対象にする」
という信念のもと、理工学、心理学、社会学、哲学と様々な分野にまたがる
研究をリードされています。システムデザイン、幸福学、そして最近では
「ウェルビーイング」をメインテーマに研究・教育を進めていらっしゃいます。
なんと、奥様のマドカ先生もご一緒に、ご夫婦で取り組んでおられる、
まさに幸福学を代表するご夫妻です。
「幸福」や「良く生きる」が学問になるのか?!
と初めて聞いた時は実は少し驚いたものです。ですが、
聴けば聞くほど、この分野はサイエンスに、構造的に、
論理的にも解明し伝えらるものだと学ばせてもらっています。
「ウェルビーイング」に関しては様々な定義がありますが、
こちらの前野先生の記事には「長続きする幸せ」というフレーズがあり、
私自身はしっくりきています→
ウェルビーイングとは?研究者・前野隆司教授に聞く幸せな生き方 | 日本財団ジャーナル
■ムードメーターはウェルビーイングの第一歩
ムードメーターについては、昨年秋に前野先生ご夫妻がVoicyでご紹介
くださっています。「いけてる」「いけてる」と名前を連呼いただき、
嬉しくて恐縮しきり→
今回の対談の中でもあったのは、
ウェルビーイングを構成する一つは「自分を理解する」こと。
自分のエネルギー(体力)レベルとフィーリング(感情)レベルを
主観的に理解するムードメーターは、ウェルビーイングの第一歩といえます。
■ウェルビーイングな感情との付き合い方
前野先生ご夫妻との対談は、スタートから笑顔に溢れる楽しい時間となり、
本当にあっという間の1時間!実際に、ご参加の皆さんとムードメーターを
使用しながら進め、沢山の質問もいただきました
→ ラベルされている100の単語はあくまで目安です。
感情の状態を決めつけるものではなく、自分の状態を伝える
参考にしながら使っていきます。
100の言葉にこだわらず、4色の色だけで活用する方法もおススメです。
→ 青(エネルギー、フィーリングが低い)の状態が悪い訳ではありません。
青にいる自分が落ち着いて、パフォーマンスが発揮できる人もいれば、
青にいる時に適した仕事(タスク)もあります。
実際に、私自身いつもは「黄色」エリアにいますが、
単純な作業や片付けゴトなどは、「青」エリアにいる時の方がはかどります。
同じテーマで会議に出ている同じ年&同役職の男性マネージャー二人が、
同じ時間にムードメーターをやっていただいたら一人は黄色、
一人は青にいらっしゃったことがありました。
これには、本人たちがびっくり。それぞれに、
「終わりそうな仕事にワクワクする」
「終わりそうでもうゲンナリ」 だったのです。
人の感じ方は「違う」のです。
自分の状態を知ること、心と体の状態は常に動くことを認識し、
都度自分の状態を確認しながら整えることに繋げます。
様々な変数で揺れ動く自分の心と体は、朝・昼・晩と時間を置いても
変化があります。自分の状態知ることが、相手の状態を知り、変化を
受け止めることにもつながります。
自分のことを自分で知る=自分の機嫌を自分でとることがとても大切、
これが、相手の状態を受け止め、最大限に生かすことにつながるのです。
ご参加の皆様からは以下のようなコメントをいただきました
- 評価するものじゃない、そこからコミュニケーションをとる、そこでできることがあるといった言葉が印象的でした
- 青だからと言ってネガティブな感情とは限らないし、人と比べることではないところが印象的でした。もっとムードメーターについて知りたいと思いました
- 家族関係の改善に使っていければと思います
- 職場でも使っていきます!日々の自分の調子を確認するためにも使っていきたい
皆様、ご参加ありがとうござましたー!
楽しくて、EnergyとFeelingのポイントがそれぞれ3つずつ高まりました!
ムードメーターについては、以前にもブログで紹介しています
→