日々是Is'+ (アイズプラス代表 池照ブログ)

Is'+の視点による人事、キャリア、その他もろもろについての徒然 ver.1

学生のみんなに見て欲しい”ムネアツ”映画

短大2年生の前期の授業が終了しました。
2年生に進級してすぐに、
自分たちで設定した未来に向けたテーマに向けて
チームで提案をプレゼンテーションする「協働プロジェクト」
は、学生の皆さんそれぞれにとって「気づき」につながったようです。
(授業での気づきは、また後日ブログでご紹介します)

私たちの授業では、毎回の課題提出時に
「先生に向けて自由にコメントや質問どうぞ」というコーナーがあります。

授業のこと、
就活のこと、
デートのことの報告、そして
先生への質問もたくさん。
今日はその中でリクエストされた
「先生が私たちにおススメする映画って何ですか?」の
にお応えします♪

周囲数人にもヒアリングして、以下5本にしぼりました!
題して「20代の頃の私に見せたい映画」
副題 ~見た後に心があったかくなる”ムネアツ”映画~

プラダを着た悪魔
・仕事への情熱を学べる大好きな映画 
 職人的な仕事人がかっこいい 

プラダを着た悪魔 (字幕版)


イン・ハー・シューズ
・姉妹だからって分かり合える訳じゃない
「違う」からこその愛おしさを感じられる映画
イン・ハー・シューズ [DVD]

 

■ウルフ・オブ ウォールストリート

・うーん、学校という場ではまあり紹介しにくい映画なんですが、
このくらいぶっとんで生き急ぐのも悪くない、かも

ウルフ・オブ・ウォールストリート (字幕版)

 

 

■グッド・ウィル・ハンティング

・人は人に育てられる。
見た後に大切な人を抱きしめたくなる映画

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (字幕版)

 

インビクタス・負けざる者たち

我が運命を決めるのは我なり、
我が魂を制するのは我なり

インビクタス 負けざる者たち (字幕版)

 

今回は洋画ばかりですが、アジア映画もいいものいっぱい。
わが校の学生たちは、多くが現在就職活動中です。
映画はたった数時間のストーリーから多様な方々との出会いや縁、
関係づくりを学びとることができます。
リラックスのため、そして働く自分をイメージして、
ぜひ映画を楽しんでください!

映画の楽しみ方はいろいろですが、ちなみに私は、
「この場面つくるのに、どれだけの人が動いてるかな」
と制作現場で働く人を想像しながら楽しんでます。

紹介しながら私も映画が見たくなりました。
今話題になっているトップガンマーヴェリックの初代版は
私が米国留学時代に始めて見に行った映画です。

当時通っていた語学学校の先生が
「とってもいい映画なのよーーー」っと興奮気味に
紹介してくれて、留学生数名で映画館に行ったことを覚えてます。
バケツのような容器に入った山盛りのポップコーンにびっくりして、
字幕のない映画についていくのが必死で、トムの笑顔がまぶしかった✨ 
インターネットもアマゾンもない時代、
内容を理解したくて結局映画館に3回見に行ったことを覚えています。

トップガンマーヴェリック、見に行きます!

トップガン (字幕版)

 

【アイズプラスからのお知らせ】

・お陰様で『感情マネジメント』発売から1年!
 この度Audioble(オーディオブック)も発売となりました!

感情マネジメント――自分とチームの「気持ち」を知り最高の成果を生みだす


・『感情マネジメント』のご紹介ページができました

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・心豊かに働くをデザインする 株式会社アイズプラス 

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・日本初の感情マネジメント総合メディア 【EQ+LAB.】

私たちがラジオに挑戦する理由 

鎌倉FMのラジオ番組【How do you feel?】が2年目を迎えました!
昨年、「なぜ人事コンサルティング会社がラジオ番組???」と
びっくりされながらもスタートしたラジオ番組は、
お陰様で沢山の協力者、これまで計12名のゲストの皆さんのお陰で
楽しく放送ができています。

今日は、「なぜラジオ?」と「これから」 について、お伝えします。

■”心豊かに働く”をデザインする

アイズプラスは小さなチームながら、
企業ステートメント(会社として大切に思う事をまとめた文書)を
とても大切に活動しています。この中で最も大切にしていることが
ミッション(私たちの役割・使命)です。
当社のスタイル | 人材の育成・開発・EQ・コンサルティング・人事に強い株式会社アイズプラス


私たちの役割・使命:
「心豊かに働く」をデザインする 私たちはアイズプラスです

私自身は「人事」という仕事を柱に仕事を続ける上で、
最も大切なことが「心の豊かさ」を一人ひとりが感じながら
仕事に向かうことと確信しています。
「働く」、は何も金銭的な報酬を得るだけでなく、
ボランティア、地域活動、家族ために動くことなど、
”人が目的のために動く=働く 全般を表しています。

2020年、このミッションをベースに私たちに何ができるか、したいか、
どこに向かいたいか考えてみました。その結果、見出されたのが
”心豊かに働く”をより多くの場面や方々に伝えていきたいという想いです。

これまで企業向けがメインだったものを、
学校、地域、個人 など、私たちそれぞれが
”心豊かに働く”を伝えたい、一緒につくりたい先を描き出していきました。
私自身がもっともやってみたかったのが、
学校(教育現場)と地域(コミュニティ)、だったのです。

偶然にも、2019年に「EQ」について取材をいただいたものが
鎌倉FMラジオ番組に紹介され、パーソナリティの小松あかりさんが
EQに興味をもってくださったのが番組づくりのきっかけになりました。
「ラジオをやらないか?」というお声がけに、
鎌倉の街、コミュニティにEQをお伝えすることを通して
「心豊かに働く」ことを皆さんと一緒に考えられるのでは???と
感じたことが挑戦の一歩につながったものです。

放送部にも所属したことない私が、
いきなりラジオ番組を企画して放送していくなんて!
予測もしていないことでしたが、そこは「考えるより動く」が
ポリシーの私でよかった! とにかくスタートしてから考える精神で
鎌倉FM由比ガ浜スタジオ通いが始まりました! 

プレスリリース→ 

《株式会社アイズプラスと鎌倉エフエム株式会社が4/3(土)新番組をスタートします!》感情知性(EQ)を育むラジオ番組「How do you feel?」|株式会社アイズプラスのプレスリリース



■12のテーマとそれぞれの感情と

こうして、2021年4月から
EQ(感情知性)を育むラジオ番組【How do you feel?】がスタートします。

ゲストは私自身の周囲にいらっしゃる様々な活動をする方々に協力いただき、
その方のご紹介と、活動と感情知性を絡めたフリートークを展開してきました。

EQを育む主旨から、番組の後半には
番組キャラクターの鳩子ちゃんと鳩ばあが対話の中から感情知性を学ぶ
「鳩子の部屋」コーナーが毎回放送されます。

12人の方々の活動テーマは鎌倉の地を中心に多種多様です。

住まうと感情、
街づくりと感情、
禅に学ぶ心の在り方、
モノづくりと感情、
教育と感情、
思いやりの心・・・

それぞれの場で活躍される一人ひとりのお話は、
それぞれの場で交わす言葉や表情が豊かに表現され、
現場の空気感が伝わる素敵なお話ばかり。

あらためて、「感情」は全ての行動の原動力であり、
私たちが生きている間は絶えず「在る」ものです。
瞬間に感じ、沸き起こり、変化していく、私たちが皆もっている
資源ということに気づきました。
私自身、「感情」という資源をベースに、
「人」と関わることの面白さにますますはまっています。

1月にゲストとしてお越しいただいた鎌倉市長の松尾さんの
収録では、「街にほれ込む」という話で盛り上がりました。
(放送にはなかったかもしれませが、、、)
街それぞれがもつ魅力や空気感の違いこそが、それぞれの個性で
あり、魅力につながる話で盛り上がりました。
学生の頃に暮らしたカリフォルニアの小さな街も乾いた空気と人の明るさ、
幼少の頃に過ごした長崎県の緑の豊かさと人々のやさしい笑顔、
私自身もこれまで暮らした街を思いし、懐かしい気持ちに
なったことを覚えています。

番組は、ポッドキャストとしてアーカイブも残しています。
聞き逃のがしたーーー、という方は、ぜひこちらから→ 
ポッドキャスト - EQ+LAB.


■”街で働く人”と”感情”

4/2 10:00-  【How do you feel?】2年目がスタートしました。
初回のゲストは、この番組のテーマ曲をご提供くださっている
シンガーソングライターの 倉井智佳子さん
何と、初めての「生放送」にトライでした!

現在は家族バンドとしてご家族で音楽活動もされている倉井さんの音楽にまつわるお話
をじっくりうかがい、テーマ曲の「イロドリココロ」を聴くことができました♪♪
ココロに沁みた~・・・

Youtubeより 倉井智佳子さん『イロドリココロ』 

そして倉井さん、
音楽をやっている理由は「心が通じ合いたいから」とおっしゃって下さった
のが、とても印象的でした。

2年目の【How do you feel?】は中心テーマを「街で働く人」としています。
鎌倉の街を中心に、街で働く人々と感情について、毎月様々なお話をうかがう
予定です。2年目の【How do you feel?】も、
皆様どうぞよろしくお願いいたします♪
ご感想、コメント、リクエストなど、ぜひお寄せいただけたら嬉しいです!

今月より、番組は鎌倉FM「KAMAKURA GOOD MORNING STATION」
の番組として放送となります♪ますますパワーアップする鎌倉FM、楽しみです♪

鎌倉FM→

鎌倉エフエム オフィシャルホームページ

 
EQを育むラジオ 鎌倉FM【How do you feel?】
<Staff>
ナビゲーター: 小松 あかり さん
番組テーマ音楽: 倉井 智佳子さん
声の出演: 青山真利子さん
鳩子の部屋企画: アイズプラス 福島 恵美子さん & 杉山夕希子さん
総合企画・コメンテーター: アイズプラス 池照 佳代

放送は、毎月第1土曜日 10:00-10:30 (再放送:同月第3土曜日 10:00-10:30)

 

 

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心に残ったのは、言葉にできていないこと 

昨年から担当している山野山野美容芸術短期大学での授業も
2年目となりました。1年生に向けて必須科目として「感情マネジメント」を
担当し、今年4月からは2年生に対して「協働プロジェクト」の
授業担当がスタートしました。「感情」にまつわる授業とは?
オンラインでそれを提供するとは? 今の探求の旅の途中です・・・

■「感情マネジメント」の授業

「感情マネジメント」を15回の授業で伝えていくか、
これは私にとって大きな挑戦で課題、そしてわくわくする機会です。

この授業の目的は、
「感情マネジメントを知り、自らを知り・感情を活かすスキルを学び
学校生活や社会生活で活かすこと」です。
感情マネジメントを学んできた私自身が、学生の頃に学びたかった内容です。

「感情」について学ぶことにピンとこなかった学生がほとんどでしたが、
15回の授業機会を経て、自分と向き合い、他者と関わり合うことで
少しずつ彼らが変化していく様子を目の当たりしました。

この授業は、TA: Teaching Assistant(ティーチングアシスタント)
の先生と一緒に授業を進めています。4クラスもっているので全部の4名の
TAの先生、全員がEQの資格保有者であり、社会経験がある先生方です。
今回、私たちが初めて取り組んだ「感情マネジメント」の授業について、
TAの一人である杉山先生がコラムを書いてくださりました。
実際に授業を受けた学生にインタビューしてくださった内容です→


■正解はあなたの中だけにある


15回の授業を振り返ってみると、それは
「言葉にできないことを、伝える」訓練の一つでした。

授業では毎回、チェックインとしてMoodmeterを使って
その時のエネルギーレベルとフィーリングレベルを
1~10点で点数化して、そしてそれはなぜか?を
チャットに入れてもらいます。
点数化や定義はあくまで「自分がどう感じるか」=主観です。


1年生の最初の授業で紹介したところ、数名の学生から
「何を答えたらいいんですか?」と質問がありました。
何を選択すれば正解になるのか、分からない、、、ということです。

「自分の身体、自分の感情のレベルがどの位置にあるか、
主観なのだから正解をもっているのはあなた自身、
まずは自分の身体と心と向きあって数値化、ラベル化してみる」
と伝え続けました。
それでも、学校で実施する授業は何か正解があり、
その正解を出すことが良いことという教育を受けてきた
彼らにとって、いきなり「自分の身体と心に訊く」といっても
簡単なことではありません。このようなテーマで質問されること、
都度自分と向き合うことに慣れる事、授業はこのような習慣化も
含め、進んでいきます。

■チャットが2行になった訳

1年生でMoodmeterを毎授業で体験した彼らが、
4月から2年生に進級しています。
2年生になった彼らとは、「協働プロジェクト」をテーマに
授業がスタートしたばかりです。

協働プロジェクトは、未来に向けた課題解決・提案を、
チームで取組む体験型授業です。
この授業でも、授業開始のチェックインではMoodmeterを
取り入れています。先週授業の3回目を終えたところですが、
私は、ある変化に気づきました。

チャットに入れるMoodmeterの入力が2行になってる学生が増えた!

つまり、
 青 眠い
 青 寒い 
 緑 天気いいから    など、
自分の状態を表すものが一言、ワードだけだったものが、

 青 寝不足だし午後にテストがある 
 緑 昨日バイトで疲れてるけど午後友達とご飯にいく
 黄 天気いいし、週末は遊びに行く予定があるから嬉しい 

自分の状態を、より詳しく説明する一文になってきているのです。
授業では、説明をすることや文書にすることは特に課しておらず、
インストラクションは何も変わっていません。
ただ、チャットが2行になり、より自分のことを自分から発信する
度合が増えています。

この変化はこんなことが言えるかと、

・自分と向き合うことへの習慣化
 自分を見つめ、向き合い、発信することに慣れたこと
心理的安全の高まり
 どんなことを発信しても否定されることがない、自分のこと素で入れる
 安全な環境という認識がある

・発信に向けた習慣と語彙力の高まり
 授業では自分の発信を言語化し、クラスメイトの発信と共有し、
 あらためて自分の発信を見直して言語化します。他の人の表現を
 見ることで語彙を学び、発信の習慣になっている

そして明らかに、グループワークの時間の話量は増えています。

もともと、一人ひとりは豊かな感情をもっています。これまで
同調圧力や制約があったとしたら、そのような思い込みを外し、
自分を起点に意見をもち、出すことも授業が期待する成果の一つです。
1年生で自分の視点をもつことを学び活かせたことが、形になって
きていることを実感しています。

さて、2年生、
今期は、自分の視点・意見をもつだけでなく、チームとして
互いの意見を出し合い、目的に向かって協働することにチャレンジしていきます。

授業はあと8週、これからの変化がますます楽しみ。
彼らにも自分達自身の変化を感じ取ってもらいたいです。



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感情ライフラインチャート 

年度末の3月最終日曜日、
NPO法人SOCC(ソサイエティオブキャリアコンサルタント)主催の
セミナーで登壇させていただきました。
【キャリアコンサルティングに活かすEQ(感情知性)】


当日は、桜が咲き始めた日曜日の午後にも関わらず、
想定よりもかなり多くの方にご参加いただきました。

もともと、弊社のEQ入門セミナーなどでも EQxキャリアは関心度の高い
テーマ、今回はキャリアコンサルタントの皆さんと一緒に実際のコンサルティング
に活かす考え方やスキルを一緒に学べる機会として、私自身がとっても
楽しみにしていたものです♪ 

その中で、ご紹介した「感情ライフラインチャート」に高いご関心を
いただきました。私が大学の授業でも活用しているこのチャートについて、
ご紹介します。 

■感情ライフラインチャート

ライフラインチャート」は、キャリアデザインやリーダーシップ研修
などでよく使われています。
自らがこれまでの人生を振り返り、幸福度、充実度を主観的に線で
表現していくもので、自分の歴史が客観的に理解できることや
自己分析にとても有効な方法の一つです。学生、社会人など様々な
場面で使われています。

通常は、人生に起こった「出来事」を中心に記し、
「出来事」について自分を振り返ったり、他とシェアしながら
進めていくのが一的です。

「感情ライフラインチャート」は、人生に起こった「出来事」に
その時感じた「感情」をアイコンに作成し、起こった「出来事」
だけでなく、その時の自分の「感情」を振り返り、自己理解や
自己分析に活かすものです。
「感情」は喜怒哀楽という誰もが知っている代表的なものから
スタートします。

私はこれを、以下で紹介する大学の授業で導入し始めましたが、
「感情」を記すことで様々なメリットが生まれています。

「大学入学!」という出来事は同じでも、その「出来事」が

嬉しい!:希望の大学に入れた!
     やっと一人暮らしできるーーー! 人もいれば


哀しい : 実は第一志望でなく、不本意、、、
     親元を離れることが不安で寂しかった という人もいます。

出来事だけでは、その奥にあるそれぞれの感情からの
反応は分からないものです。 

以下は、弊社メンバーの例です(年齢層が高い、、💦)↓

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■感情マネジメントを学ぶ 

「感情ライフラインチャート」は、
私が教鞭をとる山野美容芸術短期大学の授業で取り入れています。
1年生を対象に、必須科目として「感情マネジメント」を教え初めてすぐに
驚いたのが、「感情」に対しての関心度の低さです。
それもそのはずです、私たち世代も含め、日本ではまだまだ学校生活の
中で「感情」に着目し、学ぶ機会はほぼありません。

最初はポカーンとしていた学生達ですが、「感情ライフラインチャート」を
互いの自己紹介のパートで導入したところ、自分を知り、互いを知る
とてもよい機会につながりました。

・「ほんとに嬉しかったことだったな」って思い出した!
・「短大入学!」は一緒だったのに、友達と感情が逆でびっくりした!
・同じ「楽」でも、自分と他は出来事が違っていて面白い 
・同じ感情でも、種類が違うなぁっと感じた

などなど、自分の人生を「感情」という視点から俯瞰することで
自分の感情に気づき、周囲の人との関わりに気づき、また
その感情が他の人と感じ方や感じるきっかけが異なることに
気づいていきます。

彼・彼女等は、人生ライン自体が20歳前と若い方がマジョリティ!
人生の長さは私を含む講師陣の半分以下です。それでも
約18年の人生には沢山の喜怒哀楽がつまっていることに気づき、
自分を知り、互いを知ることでワークも盛り上がってました! 

自分自身が多様な感情をもっていたことに気づいた彼らは、
次の授業から感情と感情マネジメントについて学んでいます。


■キャリアコンサルタントの皆さんとともに 

今回の登壇にお集まりいただいたのは皆さん資格をもつ
キャリアコンサルタントの方々です。
キャリアコンサルティングは、人のキャリアに寄り添い、
その方のキャリア開発や能力開発を支援する専門職です。

私自身も企業での採用担当やキャリア開発担当として、
これまで3万人以上の方々とご一緒してきましたが、
3万人いれば3万通りのキャリアストーリーがありました。
「出来事」は一般的なことでも、その奥にある「感情」を
読み解くことで、一人ひとりの原動力に触れ、理解が進みます。

キャリアは外的な要因(報酬や役職などの分かりやすいもの)、そして
内的な要因(価値観や働きがい、感情などの本人の内的で外には分かりにくいもの)
の両方の要素があります。出来事はあくまで外的な側面であり、
一方にある内的なものは感情から読み解くことができるのです。

実際に、「感情ライフラインチャート」を活用することで、
・クライアントとラポールの関係(心が通い合う関係性)がつくれた
・クライアントをより理解することができた
・「感情」を起点に話すことで、本人のキャリア感が明らかになっていった 
など、ポジティブな効果が生まれています。

セミナーにご参加のキャリアコンサルタントの皆さん、
もしよろしければこの感情ライフラインチャートを活用してみてください♪
そして、感想やフィードバックをお聞かせくださいませ!

★EQとキャリアということで、
アイズプラスでは、Re-bootEQコーチとして キャリアをテーマに
EQコーチングも実施しています。こちらも毎月、様々な方にご利用いただいて
いるもの、広がりを感じています↓

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+1(プラス1)

弊社のビジネスパートナーでもある 経営者JPの井上社長との
対談記事がリリースされています。
テーマは、【ダイバーシティの実現と、感情マネジメントを活かした組織作り】
私がこれまでに企画・実施してきた
EQ(感情知性)をベースとしたダイバーシティインクルージョン
文化浸透施策と組織作りついての賑やかな対談となりました。

記事は3月中に毎週1本ずつ計4週に渡りご紹介いただき、
この度、これを総括したサイトも作っていただきましたー!

(こちらの記事の一部は有料会員向けです) 

経営者JPの井上社長とは、もう15年ほどのお付き合いになります。
独立直後にリクルートエグゼクティブエージェント(旧:リクルートエックス)の
人事制度構築プロジェクトに入らせていただき、当時この会社の役員だったのが
井上社長でした。毎週のように、リクルートのヘッドハンター集団である会社の
強みを活かす人事制度構築に際し、互いに「ヒト」と「組織」に対して
真正面から向き合いながらプロジェクトをご一緒させていただきました。

対談記事には大きな反響をいただき、4/21には対談イベントを予定してます。
「多様性と感情マネジメント」にピンときた方は、ぜひご参加を♪
詳細&お申込みはこちらから→

経営者力診断スペシャルトークライブ:ダイバーシティと感情マネジメント| KEIEISHA TERRACE



プラス1の視点 

今回、企業や社会のダイバーシティの実現に向けて、
井上さんと様々な切り口で人材面、そして組織風土面から話を進めることが
でき、あらためて思い出し感じ取れたことがありました。

ダイバーシティ(多様性)が目指すのは、
個人や組織の中に選択を増やすこと。
選択を増やすことが、自分達の行動を一ミリでも前に進ませます。

最近、多くの企業のD&I(ダイバーシティインクルージョン)のご担当や
経営者と話をする中で感じるのは、
D&Iの正解を追うがあまり、すでに他が実施した
D&I実現のための正解を探してしまっている現状です。 

自社や自身のD&Iの解は、
誰かや他社が示すものの中にそこに向かうヒントあれど
解はありません。正解でなくても新たな「選択枠」を
見出そうとすることが、自身・自社の今の「解」につながります。

井上さんと熱く盛り上がった最後に、
「大切にしている言葉」を聞かれました。
私が大切にしている言葉は 「プラス1」です。

取材最後に、以下のようにまとめていただきました!
・・・・・

もう限界かなと思った時に、
「プラス1・もう一人相談してみよう」
「プラス1・もう一つ上の視座で考えてみよう」
「プラス1・もう一つ横の視点で捉えてみよう」
「プラス1・もう一つ異なる意見を求めてみよう」
と、行き詰まった思考の打破に活用されているとのこと。それでも難しかったら
「プラス1・みんなで笑う」と決めていらっしゃるお話も心に残りました。

f:id:isplus1:20220322211844p:plain

 

この「プラス1」という言葉は、
EQxリーダーシップ開発プログラムをお届けする際にも
よくご紹介しています。

上手くいかないプロジェクトになった時も、
仕事と家庭の両方が上手くいかずにどん底の気持ちだった時も、
信頼していたパートナーから嘘をつかれて大金が入ってこないなんて
トラブルに合った時も、この「プラス1」という考え方と行動で
切り抜けることができたり、視点を変えることができています。

「じゃ、一回笑ってみよっか」

どうにもならなくなった時、
この言葉で状況や雰囲気がガラッと変わり、
チームが前向きになれたのです。

限界かなと感じたら、
プラス1の選択枠や相談する人を書き出してみてください。
きっと、現状から1ミリでも前に進み、一緒に笑うことを
選択できるきっかけを作ってくれます。

さて、3月ももう終わりです。
新しい期がはじまり、新たな挑戦に向かう人も多いことでしょう。
私も新たな挑戦が始まります。
「プラス1」という言葉、自分自身にプレゼントして進みたいと思います。

・・・・・

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大人の学びで得られたこと  

先週土曜日(3/12)は
法政大学大学院小川孔輔教授の最終講義でした。
小川先生は、私が大学院に通っていた時代に
マーケティングの授業で大変お世話になった先生です。
定年退職して新たなチャンレジをする節目の授業ということで、
オンライン&リアル合わせて300名もの方が参加してました。

www.im.i.hosei.ac.jp

マーケティングって何? 

「大学院に行って経営を学ぼう!」と決めたのは
社会に出てから約14年たった頃でした。

目的の一つは、人事視点から経営を学びたい!でしたが、
それと同じくらいの気持ちで渇望していたのが
マーケティングを学びたい」でした。

当時の私は、人事の仕事をすればするほどに、
自らの考えていることや人事部門の行動にマーケティング視点が
不足しているのではないか、、、、と
勝手に仮説を立てていました。
それは、
人事という項目が経営会議内で優先順位が高くない(こともある)、
非常にいい能力や特性をもっているのに上司や会社に認めて
もらえない人がいる、または上手くアピールできない人がいる、
このようなことを何度も経験し、これって、マーケティングなるものを
勉強すると解決できるのではと感じたことがきっかけです。

マーケテイングはどうやら経営の要らしい、、、
人事という仕事をもっと経営に近づける、
社員(人材)の価値をもっと高めていく、
そんなことを目的に法政大学大学院に入学したのです。 

小川先生のマーケティング授業の思い出は、
・ものすごい量の資料、書籍の読み込みによる基礎的な理論の理解
・実際のフィールドワークで得るデータの扱い方の習得
・先生や仲間の活動の幅広さから得る思考と経験の広がり

未だに「マーケテイング」には難しさを感じています。
「ありたいな」という姿を描き、愛する製品やサービスが
その姿になる過程を試行錯誤する「マーケティング」は、
私にとって愛情を伴うプロセスそのものです。

まるで、子育てのような、不思議なプロセスです。

こんな解釈が自分なりにできるようになった大学院の経験は、
その後の自分にとって予想以上に活きるものになりました! 

■大人の学び 

私が大学院進学したのは年齢的に30代中ごろ、
息子が3歳の時です。当時は、オンライン授業などはなく、
学校へは「通う」ことが当たり前な時代です。
3歳子供の子育てをしながら通えるとこを探した結果、唯一
保育園の送り迎えに間に合う範囲内の大学院が法政大学でした。

保育園に子供を預けるために見つけ出した法政大学では、
小池和夫先生(法政大学名誉教授)に担当教授として
ご指導いただき、私にとってそれまでの価値観を変える経験
となりました。
先生は数年前に亡くなってしまいましたが、私のもとには
赤いインクで修正とコメントでいっぱいになっている
修士論文途中のものが段ボールいっぱいに残されています。 
先生は、私の論文のめちゃくちゃさを諭しつつも、いつも
「あなたは面白いですね~」っと私のちらかった思考に
質問を投げ続けてくださってました。お陰で、書き上げた論文は
優秀賞をいただき、根気強くご指導くださった先生に心から感謝しています。 
小池和男 - Wikipedia


私にとって大学院での学びは、
・「これまで」の実務経験を体系的に整理できたこと
・「これまで」の価値観をいったんゼロから考えなおすこと
・「これまで」に築いたネットワークを俯瞰できたこと 
を経て、
・「これから」の仕事の重点項目が自分なりにわかったこと
・「これから」の仕事との距離感を調整できたこと
・「こらから」の仕事と人生をリセットして進むことができたこと 
が大きな変革でした。

行く前は、仕事に活かすことしか考えていませんでしたが、
修了後は人生を含め「学び」に対する捉え方が大きく変化しました。
何も、学校に行くことだけが学びではなく、学校での学びも含め、
経験の幅を広げることが「学び」そのものと気付くことができました。
 

「大人が学ばない」と言われる日本ですが、
これは、「学ぶ=学校に通う」という思い込みからくるものもあります。
私の周りには、多様な形で「学び続ける」大人が多くいます

rc.persol-group.co.jp

 

ヒトから、本から、地域活動から、コミュニティから、家族から、そして

仕事から、これらすべてを「学び」として活かす先人がいます。

彼らは確実に、若々しく、感情に穏やかで周囲を惹きつけます。

学位や学歴が欲しいなら教育機関での学びは必要ですが、
「学び」は経験から自分自身で得るものです。
「学び」を大きくとらえ、多様な経験を人生に取り込むことが
これからの人生をイキイキとさせていくヒントにつながる、
「学ぶ」をいったん自分の中で整理できた私は、
今そう確信しています。


私を指導してくださっていた時にはすでに70歳を超えられていた
小池先生は、とてもお忙しい中でも韓国の大学から声をかけられたと
すぐに韓国に出向き、企業からの要請や質問にも気軽に応えてて
いたことが印象的でした。論文の指導にうかがう時にはいつも私の
息子のことを気遣って下さり、何度か3歳の息子を連れて研究室で
遊ばせながら指導を受けていました。子育てのちょっとした愚痴を
口にする私に、「母親になれる経験というのは素晴らしいことだよ」
と私を元気づけ、「いつもジュースをくれるおじいちゃん」と、
21歳になった息子はいまでもそう小池先生のことを覚えています。

先週、最終講義を終えられた小川先生は、自らの研究者キャリアを
振り返り、
・長期視点で自分のキャリアを捉えること、
・挑戦をつづけることが大切 

と説いてくださいました。
先生はこれから、「作家」としてのキャリアを歩まれるとのことです。
これも本当に楽しみな挑戦です。
先生の作家としての第一弾著書はこちら、『青いりんごの物語』です。
想いのあるビジネスモデルをストーリーで読み進めることができる一冊です。

学校に行くだけが学びじゃないと教えてくれた学校通いの経験。
学校で出会った先生方からは、学び方だけでなく生き方を学びました。
私も、先生のような「学びと挑戦」を続けていきたいと思います。 


青いりんごの物語 ロック・フィールドのサラダ革命





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【アイズプラスからのお知らせ】

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・日本初の感情マネジメント総合メディア 【EQ+LAB.】

 

 





 

あなた自身のWell-beingから始めよう!

3/18開催予定!
【女性リーダーのための周囲を巻き込むコミュニケーションスキル】

女性リーダーのための「周囲を巻き込む」コミュニケーションスキル:ビジネス講座は 日経ビジネススクール


日経ビジネススクールでこの講座を担当してから今年は7年目を迎え、
述べ参加人数が500名を超えました。
日経スクールでもこれだけ長期間に多くの人数にご参加いただく
講座は珍しいとのことで、とっても光栄に感じています。

この講座は、講座前にEQI(EQをベースとした行動特性検査)を
ご受検いただき、当日は自己理解をしながら
”周囲を巻き込むコミュニケーションスキル”を学び、
それぞれの現場で力を発揮するためのアクションを考えていくものです。
企業のリーダー職、最近は取締役や代表の方、
団体、行政、NPOなどの組織のリーダー、そして
最近毎回いらっしゃる層としては、医師や裁判官、企業経営者
という女性が集まります。お陰様で毎回ほぼ満席でお申し込みを
いただく講座になっています。職種や役割は様々ですが、皆さん
メンバーや周囲を巻き込み、チームで成果を出すことを目指すという
共通の目的があります。

■なぜ今時女性?

何故今時女性だけをターゲットにしているのか?
本当によく聞かれる質問です。
講座内容に関しては、女性だから/男性だからという内容の違いは
ほぼありません。「女性だけ」が活きるのは、ワーク(演習)の
時間です。まだまだ多くの組織で女性リーダーがマイノリティである中、
何を障害と感じ、どのように心構えを作って対応しているかなどを
共有していただきます。「女性ならでは」という言葉はあまり好きでは
ありませんが、まだまだ「女性同士だからこそ」話せることが多いのも
事実です。特に、この講座には、・社内に女性リーダーは自分一人だけ、
・女性で初めての役職者候補になっている 方も多く、社内では
なかなかこれらの苦労や課題が吐露できません。 

学び内容は男女で違うことはほぼないものの、
女性同士だからこそ、日本の文化的なバイアスの中で仕事をする上での
苦労や課題を話しながら解決に向けて進めることに一定のニーズがあるのです。

それでも、時代はどんどん変化しています。
対象者を誰にするか、毎回日経のメンバーとも議論をして進めています。

■もっと自分を大切にする 

のべ500名の参加者を対象に、この500名をまとめてEQ組織診断を
してみました。結果は以下のような形に。

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これは、何を表しているでしょうか?
検査の結果を忠実に読むと、
・自分の感情状態や心の動きをしっかり把握し、
 自分のこれまでの実績や能力に自信をもち、
 主体的に自分の仕事を進める力が高い
 パワーあふれるリーダー像です。 
・一方、過去の失敗にくよくよしてしまい、
 想定外のことにはイライラを募らせ、
 不安や恐れから思うように自分の力を発揮できない
 ことがあったりする、、、
    そんな傾向も見られます。

この500名の診断から、私は現在日本がジェンダーギャップ指数において
先進国内でずっと最低レベル(順位は156か国中120位⇒前回は153か国中121位)
な理由に仮説をたてています。
講座の中では、この仮説について触れて解説しています。

「共同参画」2021年5月号 | 内閣府男女共同参画局


ご参加される方々へのメッセージの一つは、
あなた自身のWell-being と 違いを力にしよう!
そために、
なぜEQが必要か(Why)、そのための
考え方(What)ややり方(How)を一緒に気づき学ぶセミナーです。

今年も数回の講座開催を予定していますが、
直近は3月18日(申し込み締め切りは 3月8日)です。
ご興味のある方は、ぜひお申し込みをお待ちしております!

EQによって知る自己理解だけでなく、
多様な組織の女性リーダーとのネットワークは、一生ものです。 

詳細&お申込み⇒


このコースのご紹介動画です(リアル開催時のものです)⇒

www.youtube.com

 


周囲と信頼つくるEQとIQ
周囲を巻き込むEQとIQ
周囲と成果をつくるEQとIQ
について、考えていきましょう。

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